保育士待遇改善、給付型奨学金検討・・・でも、財源は「アベノミクスの成果を活用」。これはもう政策じゃなくて神頼みってことだろう。ダメだったら「新しい判断」ってことでチャラにすればいいんだから。
ヤッシー田中君がおおさか維新から参議院選挙に出るらしい。選挙区は東京で、将来的には都知事の椅子を視野に入れているなんて噂も飛び交っている。作家時代に何度が仕事したことがあって、伊豆の温泉に取材に行って芸者さんあげてドンチャン騒ぎしたこともあったんだよね。けっこうシンパシー感じてたんだけどなあ。う~ん、複雑だ。
そんなことより、参議院選挙投票日が7月10日に決定して、ペテン政権は「骨太の方針」「一億総活躍プラン」「成長戦略」「規制改革実施計画」「まち・ひと・しごと創生基本方針」なんていう5つの政策文書を閣議決定した。保育士や介護職員の待遇改善とか給付型奨学金の検討とか、ここでもまた口からでまかせをかましてくれている。
でもって、財源どうすんのってことになると、なんとまあ「アベノミクスの成果を活用する」んだと。世界経済が危機的状況に陥るリスクなんてことを消費税増税先送りの言い訳にしてたくせに、財源は景気回復頼みってんだから、これはもう政策なんてもんじゃなくて、神頼みってことだろう。そして、政策がうまくいかなかったら、また他人のせいにして、「新しい判断」ってことですべてを反故にするに決まってます。
それでも共同通信の世論調査の結果を見ると、「消費税増税延期はアベノミクスの失敗ではない」って意見が47.5%もある。そのくせ、「アベノミクスを見直すべきだ」が46.5%あって、一般大衆労働者諸君も腰が定まらないというか、情けないことにペテン総理の「嘘」に翻弄されちゃってるみたいなんだね。
そこにはペテン総理の応援団と化した新聞・TVの報道が一役買っているのは間違いない。昨日だって、石川一郎・BSジャパン社長付、小田尚・読売新聞論説主幹、粕谷賢之・日本テレビメディア戦略局長、島田敏男・NHK解説副委員長、曽我豪・朝日新聞編集委員、田崎史郎・時事通信特別解説委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員といったお歴々が、ペテン総理と酒食を共にしているんだから、何をかいわんやなのだ。
・首相動静
野党統一がどうにか格好がついたとはいうものの、投票率頼みってところもありますからね。「新しい判断(=消費税増税先送り)」を単純にペテン総理の決断力の結果なんて思い込んじゃってるひとたちはかなりの数いるわけで、そういうひとたちは迷うことなく自民党に投票することなる。そこに低投票率が重なれば、野党統一候補といえどもけっして楽観はできない。
広島での演説にオバマ自ら手を入れていたなんてことをドラマチックな感動話としてニュースにしちゃう新聞・TVですからね。早速、「消費税増税先送りに賛成か反対か」なんてアンケート取ってるんだもの。これじゃあ、今度の参議院選挙の持つ意味を掘り下げるような報道は望むべくもない。次の東京都知事に、お子ちゃま・橋↓やそのまんま東、ルーピー丸川なんかの名前が挙がってくるのもむべなるかなの今日この頃なのだ。
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