子どもを「片づけなさい」と叱らない
子育て中の読者であれば、子どもの“片づけ力”も気になるポイントだろう。毎日のように「片づけなさい!」を連呼し、いつまでたっても片づけの習慣が身につかない我が子の姿に途方に暮れている読者もいるのではないろうか。自身も子育て中という日本ときめき片づけ協会代表理事の安藤貢さんに聞くと、片づけ上手な子どもを育てるコツは「ある」という。
「まず、大前提なのは、子どもは親をお手本にして学んでいくということ。『片づけなさい!』と叱る前に、まず親自身が片づけを実践できているかを振り返ることが大切ですね」
(安藤貢さん、以下コメント同)
なるほど。耳が痛い。さっそく、基本の片づけ法(「『片づけで人生がときめく』で世界600万部超の大ヒット、その理由とは」参照)をおさらいしておこう。
「もう一つ、『片づけなさい』と叱ることをやめてください。ほとんどの大人には“片づけ=面倒なこと”というイメージが染みついていますが、子どもは先入観なく何でも吸収できる存在。『片づけなさい』とプレッシャーを与える言い方ではなく、『こうやるんだよ』と淡々と教えるほうが、子どもは純粋にポジティブな気持ちで受け止め、習慣として身につけていきます」