自転車の危険行為 1万5000件余

自転車の危険行為 1万5000件余
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自転車で信号無視などの「危険行為」を繰り返した人に安全講習の受講を義務づける制度が去年6月に始まってから1年間で警察が検挙した「危険行為」は全国で1万5000件余りに上ったことが警察庁のまとめで分かりました。
去年6月に施行された改正道路交通法などでは自転車を運転する際の「危険行為」に信号無視や酒酔い運転など14の行為を指定し、こうした行為で3年以内に2回以上検挙された人は安全講習の受講が義務づけられました。
警察庁のまとめによりますと、施行から5月31日までの1年間で警察が検挙した「危険行為」は1万5131件で、安全講習を受講した人は24人に上りました。
「危険行為」のうち最も多かったのは、信号無視の6457件で、全体の42%を占め、次いで、踏切が閉まっている時に無視して通行した違反が3884件、スマートフォンを操作しながら自転車を運転して事故を起こした場合などの安全運転の義務違反が1914件などでした。
都道府県別では大阪が5126件で最も多く、次いで東京が3581件、兵庫が2054件、神奈川が855件などとなっています。
警察庁は信号無視などは重大な事故につながる危険な行為で、交通ルールを守って自転車を安全に運転してほしいとしています。