世界首位を誇っていた韓国造船業の船舶受注実績は先月、わずか4隻にとどまるなど、今年1-5月の累積受注量は世界6位にまで転落した。
造船・海運業專門の調査会社クラークソン・リサーチによると、1-5月の国別受注実績で1位は63隻(200万CGT、標準貨物船換算トン数)の中国で、韓国は14隻(27万CGT)で6位だった。2-4位はクルーズ船を集中的に受注したイタリア、ドイツ、フランスという欧州勢が占め、日本は15隻(31万CGT)で韓国を1ランク上回る5位だった。中国は受注量全体の87%が中国の海運会社による発注だった。
5月のメーカー別の受注量は、現代重工業グループの現代尾浦造船によるケミカルタンカー2隻、大鮮造船によるケミカルタンカー2隻の計4隻だった。現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業のいわゆる造船大手3社は1隻も受注できなかった。特にサムスン重工業は年初から5カ月、全く受注実績がない。