川崎中1生徒殺害事件 3人目の少年も有罪判決

川崎中1生徒殺害事件 3人目の少年も有罪判決
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去年、川崎市の河川敷で中学1年の男子生徒が殺害された事件の裁判員裁判で、起訴された少年3人のうち最後の1人で傷害致死の罪に問われた19歳の少年に対し、横浜地方裁判所は「犯行は残酷で悪質性は高い」と指摘し、求刑どおり懲役6年から10年の不定期刑の判決を言い渡しました。
去年2月、川崎市の多摩川の河川敷で中学1年生の上村遼太さん(当時13)がカッターナイフで切りつけられて殺害された事件では18歳から19歳の少年3人が殺人や傷害致死の罪で起訴され、これまでにリーダー格の少年など2人の有罪判決が確定しています。最後の1人の19歳の少年はリーダー格の少年にカッターナイフを渡し、みずからも切りつけたとして傷害致死の罪に問われ、これまでの裁判では無罪を主張していました。
3日の判決で、横浜地方裁判所の近藤宏子裁判長は「判決が確定している2人の少年の証言は具体的で信用でき、19歳の少年の犯行は明らかだ」と指摘しました。そのうえで「犯行は残酷で悪質性は高い。少年の証言は不自然であり、いまだにみずからが行った行為と向き合っていない」として、求刑どおり懲役6年から10年の不定期刑の判決を言い渡しました。

上村さんの母親「遼太に戻ってきてほしいという気持ちだけ」

判決のあと、亡くなった上村さんの母親は「今回の裁判で、被告の少年はその場にいただけで自分は何もしていないと言っていましたが、裁判所には少年のやったことを認めてもらいました。自分のやったことと向き合えない人は更生などできません。被告の少年3人の裁判が終わっても、遼太に戻って来てほしいという気持ちしかありません」というコメントを出しました。

裁判員「罪と向き合い反省を」

判決のあと、裁判員の記者会見が開かれ、裁判員として参加した女性は「被告の少年はいまだに罪を認めていないので、それと向き合って反省してほしいです」と話していました。
また、裁判員として参加した50代の男性は「なぜ、少年はうそと思えるような証言を裁判でするのか、その気持ちを考えながら審理に参加しましたが、その理由はわかりませんでした。少年には本当のことを早く話してもらいたい」と話していました。