行方がわからなくなってから1週間の小学2年の男児が保護されたとのこと。
行方不明になった場所から約5キロ離れた陸上自衛隊駒ケ岳演習場にある宿舎で見つかり、見つかった時は宿舎の中のマットレスの間に、はさまって寝ていたそうです。
1週間、ほぼ水しか飲んでいないため、病院で点滴を受け、入院するとのこと。
この件については、メディアでかなり取り上げれれ、また知りたくもない情報を得てしまいました。
なんだかもやもや~っとしてるうちに、もやもや~っと解決し、もやもや~っと忘れていくことになると思います。
「埼玉県朝霞市女子中学生行方不明事件」のようにね。
事件の情報をガンガン報道してた割に、こどもが見つかるとこどもの今後のために報道を自粛する傾向にあるので、後味がスッキリしない形になるのはいつものことです。
「しつけ」
「しつけ」と称して山の中に置き去りにした父親は、テレビに顔まで映されて、ネット上では「嘘の情報で捜索を撹乱させた」と犯罪者のような目で見られることとなりました。
男児は発見されましたが、これからまともな生活を送ることができるでしょうか。
もう既に各方面から怒られていることとは思いますが、家族に怒られ、親戚に怒られ、警察に怒られ、近所の人に怒られ、会社でも怒られ・・・
怒られるだけで済めば良いのですが、
妻に見放され、離婚の可能性もありえますし、
近所の人たちからは村八分にあうかもしれません。
警察からは虐待事件として扱われるかもしれません。
会社でも人として失格の烙印を押され、完全に干されることとなると思います。
普通の会社員なら辞めさせられてもおかしくないです。
もうなんだかボロボロですね。
一体、父親は何がしたかったのでしょうか。
今回の事件で父親が得したことはひとつもなく、ハイリスク・ノーリターン
いや、「ハイリスク・ノータリン」と言わざるをえません。
「しつけ」が本当に必要なのはこの父の方です。
「置き去り」
「置き去り」って何とも力の強い言葉ですね。
「アンタなんか産まなきゃよかった」とか
「あんたは川で拾ってきた」とか
親がこどもを突き放すことばはありますが、
実際に「置き去り」という行動を取られた方は少ないのではないでしょうか。
小2男児は「置き去り」にされた上、実名報道までされ、この先まともに生きていけるのでしょうか。
行方不明の児童を捜索しなければならないため、実名報道は避けられなかったとは思いますが・・・。
今後どういう生活を送ることになるんでしょうか?
今回置き去りにされたことにより、もう家族や人間なんて信用できなくなっているかもしれません。
学校の友達や周りの大人から腫れ物に触れるかのように扱われる可能性もあります。
友達は、親から「あの子と付き合っちゃいけません」と漫画のようなことを言われるかもしれません。
これからずっと心のケアとか言われながら生きていかなくてはならないのでしょうか。
たくましく生きていってくれるのを願うばかりです。
ちなみに1週間水だけのサバイバル生活だったと聞いて
「洞窟おじさん」を思い出しました。
かなり壮絶な人生です。
加村一馬、昭和21年8月31日生まれ。群馬県大間々町(現:さくら市)出身。68才。
昭和35年、当時13才だった少年は「両親から逃げたく て」愛犬シロを連れて家出した。以来、彼はたったひとりで誰にも知られることなく、足尾鉱山の洞窟、富士の樹海などの山野で暮らし、発見された時、少年は57才になっていたー