国会議員の政治資金収支報告書をデータベース化して公開

国会議員の政治資金収支報告書をデータベース化して公開
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東京のNPO法人などが、国民に政治資金の問題への関心を高めてもらおうと、現職の国会議員が関係する2000余りの政治団体の政治資金収支報告書をデータベース化し、3日からホームページで公開することにしています。
データベースを作ったのは若者と政治を結ぶ取り組みを行っている東京のNPO法人「ドットジェイピー」などです。公開されたホームページには現職の国会議員が関係する政治団体のおよそ96%にあたる2042団体のおととし分の政治資金収支報告書がデータ化されています。国会議員がどんな政治団体を持っているかや、政治資金を何に使ったかを簡単に検索できるほか、議員ごとに収支の金額ランキングを見ることもできます。
取り組みに参加した日本大学法学部の岩井奉信教授は会見で、「政治資金を巡るさまざまな問題が起き、制度の欠陥が明らかになっているが、今回の活動は政治資金の透明化への第一歩となると思う」と話していました。
また、NPO法人の佐藤大吾理事長は「若者に投票行動の一つの判断材料にしてもらいたい。政治家と有権者が信頼関係を築くのに役立ててほしい」と話していました。