ぽっこりおなかになる主な原因
筋力の低下
下腹部の筋肉は運動をしていなかったり、楽な姿勢ばかりしていると簡単に落ちてしまいます。 これに加齢による基礎代謝の低下、筋力の低下が加われば、下腹がすぐにぽっこりしてしまいます。
骨盤などのゆがみ
腹筋や大腰筋など下腹部あたりの筋力が低下すると、それらについている骨盤や背骨などがゆがみ、特に骨盤は前に倒れてしまします。これによって骨盤の前にある内臓が下垂し、押し出されて下腹ぽっこりの原因となるのです。
腸機能の低下
偏った食生活やストレスなどは腸に負担をかけることになります。 こういったことを続けていると腸に有害な物質が溜まり、さらに進むと炎症を起こしてしまいます。
便秘しやすい人はぽっこりお腹になりやすいと言われています。
ぽっこりお腹になりやすい生活スタイル
1、座っている時間が多い
首や肩に力が入ると、下腹の力が抜けてしまう
デスクの前に一日中座りっぱなしという人が増えています。そのような人たちの中には、パソコンに向かうときは背中を丸めた前傾姿勢になっている人もいます。肩に力が入っている人もいます。
実は、首や肩に力が入ると、下腹の力が抜けてしまうんです。下腹の筋肉の力が抜けてたるむと、お腹で体重を支えられないので、骨盤がゆがみ、姿勢が崩れて、内臓を正しい位置に保てなくなってしまいます。その姿勢が習慣化することで下腹が出てしまいます。
人間は、脂肪を蓄えるシステムを持っている
座りっぱなしの生活は、脂肪がたまる原因にもなります。人間は本来、飢餓に耐えられるように、脂肪を蓄えるシステムを持っています。食べる量に比べて運動量が少なければ、当然、脂肪がたまります。
座っている姿勢では、下腹の筋肉はほとんど動かない。脂肪は、筋肉が動いていない所につきやすい。下腹は、脂肪にとって居心地の良い場所なんです。
「むくみ」が脂肪をつきやすくする
座っている時間が長いと、脚の付け根、そけい部が圧迫されて血流やリンパの流れが滞る。それが冷えやむくみにつながります。薄着のファッションで冷やすのはもちろん、きつい下着や服で締めつければ、血流が滞り、むくみの原因になります。余分な水分がたまるのだから、それだけでも下腹のサイズがふくらみます。さらに、いつもむくんでいる場所は冷えやすいので、体が保温しようとして脂肪がつきやすくなります。
便秘も下腹を出させる原因になりうる
姿勢が悪く、下腹に力が入らないと、体がゆがんで、腸の位置もずれやすくなります。それによって腸の働きも落ちて便秘につながります。便がたまった腸が下腹に垂れ下がり、そのままぽっこりと飛び出てくるのです。また、腸の動きが鈍くなれば、やはり周辺の血流が悪くなって、脂肪がつきやすくなります。
2、ストレス
過度なストレスは、自律神経に本来備わった調子を狂わせ、脂肪を燃焼しにくい体にしてしまいます。また、ストレスはドカ食いの原因にもなるので、カロリーオーバーになりやすい。さらに、ストレスで体が緊張して呼吸が浅くなると、下腹の血流や内臓の働きが一層悪くなってしまいます。
3、運動不足
脂肪は筋肉が動いていない場所につきやすいです。意識的に体を動かすことで脂肪のつきにくくすることができます。さらに運動をすることによって筋力をつければ、脂肪を燃焼する能力がアップします。
ぽっこりお腹解消ストレッチ
1、 足先で1~10を描く
・やり方
仰向けになり、両足を天井に向かってあげる。
その状態のまま、足先で1~10の数字を描く。
2、オフィスでもできる簡単エクササイズ
・やり方
1、椅子に背中を丸めて骨盤を後ろに深く傾かせ座る。
2、両手で椅子の端をつかみ、膝をそろえ、両足を床から離す。
3、おへそより下の部位に力を入れながら、脚を胸のほうへ引き上げる。そして元に戻す。それを10回ほど繰り返す。
・呼吸のポイント
脚を上げる⇒息を吸う
脚を下げる⇒息を吐く
3、ぽっこりお腹解消スクワット
・やり方
1、まず両脚を開く。開いたとき、つま先を外側に向ける。
2、胸を張り、息を大きく吸ったあと、両膝をゆっくりと曲げていく。両膝が90度くらいまで曲がった状態で動きを止める。その状態のまま5秒キープ。この動作を5回繰り返す。
4、便秘解消ストレッチ
・やり方
1、両脚を肩幅に開いて立ったら、両手でウエストあたりをつかみます。鼻から息を吸って、お腹を凹ませます。そのままの状態で体を左右に倒す。
2、左右が終わったら後屈も続いて行う。
※便秘もぽっこりお腹の原因になる場合があります。
さらに便秘解消エクササイズの紹介
・やり方
1、仰向けに横たわり、両脚を立てる。おへその下を時計回りに「の」の字に10回描く。
2、両手を下腹部にあて、息を吐きながら押し、へこます。
3、あぐら座になり、ひざ下に手をあてる。その姿勢のまま、息を吐きながら、骨盤を転がすように、おへそをへこませ、猫背になる。鼻から息を吸いながら骨盤を前に転がすようにおへそを伸ばす。以上の流れを10回繰り返す。
5、下腹をへこます腹筋トレーニング
・ひとつの動画で8種類の運動を学べる!
1、仰向けの状態で両脚を胸にひきつける運動
2、仰向けの状態で脚をクロスさせお尻を上げる運動
3、仰向けの状態で床ぎりぎりに脚を伸ばす運動
4、仰向けの状態で両脚を伸ばしゆっくりおろす運動
5、仰向けの状態で脚をクロスする運動
6、仰向けの状態で脚を上げた状態を10秒キープする運動
7、座った状態で両手をつき、両足を浮かせ、両膝を胸にひきつける運動
8、座った状態で両手をつき、両膝を胸にひきつけた状態のまま10秒静止。そのあと脚を伸ばした状態で10秒静止。