高島曜介
2016年6月3日12時07分
オバマ米大統領も献花した広島の原爆死没者慰霊碑に納める名簿の記帳が3日、広島市役所で始まった。被爆71年の夏、死没者は30万人を初めて超える。
広島で被爆し、昨年8月6日以降に死亡が確認された人の名前が新たに加わる。市はこれまでに市外に住んでいた2840人を把握。昨夏までの29万7693人と合わせて30万人を超え、市内在住者分も含めてさらに増える見通しだ。
この日午前10時から、元市職員の被爆者2人が筆を手にしたためた。記帳は27回目という池亀和子さん(74)は「核がなくなるよう願いを込め、丁寧に書きました」。土屋邦夫・市調査課長は「死没者が30万人を超えると分かり、重みを感じます」と話した。
記帳は8月5日まで続き、6日の平和記念式典で慰霊碑に納める。記載の申請は市調査課(082・504・2191)へ。(高島曜介)
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