先ほど、こちらの記事で検証予定だったコカ・コーラの自販機で、Suica残高が確認可能かどうかを調べてみた私。
検証の結果、無事、コカ・コーラの自販機であってもSuicaの残高が確認できることがわかったわけですが、その際、久しぶりに「Cmode(シーモード)」という電子マネーのマークを見かけたんですが、このCmodeって未だに使っている人はいるんでしょうか?少し気になってしまいました。
そこで今回はコカコーラの自販機向け電子マネーであるCmodeの現状を調べてみたいと思います。使っている方はかなり稀だとは思いますが、未だに使えるのかどうかを含め、興味がある方は是非、チェックしてみてくださいね。
Cmodeの現状まとめ:
まず、結論から先にいってしまうと、コカコーラの電子マネーCmodeは2016年現在、利用停止状態だそうです(苦笑)。
個人的には未だにコカコーラの自動販売機で見かける電子マネーだったために、未だに使えるものだとばかりに思っていたんですが、5年前の2011年にひっそりと利用停になっていた模様…。正直、この停止のことは全く知りませんでした。
自動販売機での決済に利用できる「Cmode」の電子マネーサービスが3月31日をもってサービスが終了し、自動販売機で利用できなくなった。これにともない、コカ・コーラビジネスアドミニストレーションジャパンでは、携帯電話内のCmodeマネーの払い戻しを受け付けている。
「Cmode」は、携帯電話と自動販売機の連携サービス。10年にわたって展開してきた同サービスは、現在、対応自販機であれば「Edy」「iD」で飲料を購入できる。コカ・コーラ独自の「Cmode」マネーも利用できるようになっていたが、自動販売機がさまざまな電子マネーに対応し、独自の電子マネーサービスはその役割を終了したと判断。2011年3月末で利用停止となった。
Cmodeってどうだったの?
ではCmodeってどんな電子マネーだったんでしょうか?これについてはWikipediaの記事が詳しくて役立ちそうなんですが、逆に詳しすぎて初心者にはまったくわからない記述になっていますね…。
ちなみにCmodeの略称はシーモなので、Wikipediaではそのように紹介されています。
シーモ
QRコードのみに対応する初期型である。パナソニック(旧松下冷機)製。プリンターやテンキーなどが付属していて、ジョイポリスなどのクーポン券を発行する機能が付いていた。携帯電話で会員サイトに接続しチケット(QRコード)を表示させて、シーモのバーコードリーダーに携帯画面をかざす必要がある。シーモ2・子シーモ登場後は順次置き換えられ、現存しない。
シーモ2
パナソニック製。FeliCa対応のマルチリーダライタが搭載され、おサイフケータイやFeliCa対応ICカードに対応するようになったが、テンキーやプリンターは排除されドリンク購入に機能が特化された。QRコードを使う場合はバーコードリーダーに携帯電話の画面をかざすだけで自動的に目的の画面に遷移するようになった。
高価であり、既存の販売機に設置できる子シーモシリーズの普及や、e-40など省エネ性能の高い「ecoる」シリーズの登場で、現在は新規に設置されることは少ない。
子シーモ(こシーモ)
VFDの表示盤・マルチリーダライタ・小型のQRコード読取装置が一体となった小型の筐体。ユニットは日本コンラックス製、マルチリーダライタはパナソニック製。コカ・コーラ社が設置した既存の自販機(中央に黒い蓋[外部機器用ユニット]があるタイプに限る)に設置することが可能。機器価格もシーモ2より抑えられるため急速に拡大している。
新子シーモ(しんこシーモ)
2008年5月頃から設置が始まった。製造元は子シーモと同じ。QRコードリーダーとうさぎマークなどのボタンが排除され、代わりに電子マネー選択ボタンが配置された。これによって子シーモ以前のシーモで可能だったQRコードでの購入が出来なくなり、現金とFeliCa通信での購入にのみ対応する。投入金額表示機も子シーモの筐体で採用されたVFD式になり、コカ・コーラ社のロゴなども表示できる。
未だに自販機に残っているのは子シーモか、新子シーモですね。たぶんほとんどが2008年~2010年頃に設置された新子シーモなのだと思われます(CmodeがiD、楽天Edy、Suicaなどと同居しているタイプ)。
Cmode対応の自販機でももう使えない:
そして一応、書いておきますが、自動販売機にCmodeの選択画面があったとしても、現在ではCmodeを利用することは出来ません。
一時期は下記記事の通り、Cmode利用者が100万人を超えた時もあったようなんですが、現状としてはどの自販機であっても利用することは出来ないのでご注意ください。
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:ダニエル・H・セイヤー)、NTTドコモ、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長:小林 栄三)の3社が推進し、2002年4月より全国展開している、「Cmodeサービス」をご利用いただける「Club Cmode」の会員数が2007年9月13日に、100万人を突破いたしました。
また、Cmode対応自動販売機(愛称:シーモ)の設置台数も2007年8月6日に20,000台を突破いたしました。
以上、コカ・コーラの自販機向け電子マネー「Cmode」の今を調べてみた。Cmodeは過去、赤外線通信やQRコードで使用できる電子マネーでした…という話題でした。
参考リンク:
Cmodeは残念ながら使えなくなってしまいましたが、コカコーラの自販機では現在、Suicaや楽天Edy、nanacoといった電子マネーが使える状態なので、電子マネー払いでドリンクを買いたいという方は下記記事を参考にしてみてくださいね。