国民に毎月一定額を支給 制度導入巡りスイスで国民投票へ
収入に関係なくすべての国民に毎月一定額を支給する「ベーシックインカム」と呼ばれる制度の導入の賛否を問う国民投票が今月5日、スイスで行われるなど、ヨーロッパでは、この制度を巡る議論が活発になっています。
「ベーシックインカム」は、収入に関係なくすべての国民に無条件で毎月一定額を支給する新しい形の社会福祉制度で、貧困や少子化の対策に効果的だとする指摘もあります。
スイスでは、この制度の導入を求める市民団体が国民から必要な数の署名を集めたことから、導入の賛否を問う国民投票が今月5日、行われることになりました。スイスの公共放送が先月25日に発表した最新の世論調査では、「財政への影響が懸念される」とか、「労働意欲の減退が心配される」などとして71%が「導入に反対だ」と答えています。
「ベーシックインカム」を巡っては、フィンランドが効果を検証するため失業者など一部の国民を対象に来年から試験的に導入するほか、オランダでも自治体レベルで試験的に始めるなど、ヨーロッパを中心にこの制度を巡る議論が活発になっています。
スイスでは、この制度の導入を求める市民団体が国民から必要な数の署名を集めたことから、導入の賛否を問う国民投票が今月5日、行われることになりました。スイスの公共放送が先月25日に発表した最新の世論調査では、「財政への影響が懸念される」とか、「労働意欲の減退が心配される」などとして71%が「導入に反対だ」と答えています。
「ベーシックインカム」を巡っては、フィンランドが効果を検証するため失業者など一部の国民を対象に来年から試験的に導入するほか、オランダでも自治体レベルで試験的に始めるなど、ヨーロッパを中心にこの制度を巡る議論が活発になっています。