こんにちは。
本日のブログの話題は「就活塾」
世間にはお金を払って模擬面接や
就活のノウハウを教える「就活塾」というものが
あるそうな。新聞の記事によると、その塾と
受講生の家庭でトラブルが増えているとのこと。
塾でノウハウを学び、就職活動に備える筈が
いつのまにかそこで行う模擬面接などで
高評価を得る事のほうが目的になっていき、
留年の憂き目にあった学生さんの親御さんの
証言や勧誘時にお金がないと断ったら
塾に通う為のアルバイト先を紹介するとまで
しつこく誘われ困ったといった話も書いてあり
なんだかなぁと思います。
この記事と前後して
最近、大川総裁の就職活動論を読みました。
僕も大川総裁の考えに賛成で
会社面接も突き詰めていくと人と人の相性であり
そこで気に入られたいからっていって
マニュアルに頼ったところではたしてうまくいくか。
もっと自分が何をしたいのか
自分の価値観をいい形で貢献できるところはどこか。
会社に自分を選んでもらうというよりも
いい意味での自分本位で会社を選べばいいのにとも
思うけど、現実にはなかなかそういうわけに
いかないのでしょう。
僕はやっていたけどね。
そのおかげで20~30前半までは苦労しまくりました。
この辺の話についてはいずれ語らせてもらうとして
さて本題。
現在、僕は会社員になり
企業LANの設定やトラブル対応などを
請け負っているネットワーク屋さんとして
首都圏を回って勤務しています。
前にブログでも書いたけど、大学で映像製作や
脚本の執筆を専攻していたため学生の頃は
就職先を映像制作会社に絞っていて、
他の職業を考えてもいませんでした。
実写映像の制作会社を受けて内定を
貰えなかった僕は秋から始まる
アニメ制作会社にターゲットを絞り準備。
(大手だとだいたい秋が多かった)
夏休みとかは面接に備えてさほど
興味のない会社を受けまくっていました。
いってみりゃ模擬面接です。
いくつか面接を受けた中で覚えているのが
とあるメーカー企業。募集時には明るくて
雰囲気のいい写真でめいっぱいPRしていましたが
いざ、エントリーシート通過後に面接で
訪れてみたところ、その社内や社員の漂う空気
ボロボロなビルの概観が「労働基準法違反」を
具現化した会社である事を雄弁に僕らに語っていました。
会社に集まった学生らがお互いに見せあった
複雑な表情を、僕は今も忘れません。
やべぇなと感じながらも面接はスタート。
当時は就職氷河期で、多くの学生たちは
どんな企業でもいいので内定が欲しいという
思いで、企業の面接を受けていました。
その中で僕だけは
「ぜったいにこの会社には入りたくない」との
思いで面接に挑んでいたため
※今思うと、辞退して帰ってくりゃよかったな。
さぞや、周囲との温度差があったことでしょう。
ともかくひどい回答で、落とされることだけを
考えていました。
んでもって面接の順番が回ってきて、面接官に
「面接が通って入社となったら、
この会社で、あなたはナニを目指しますか」と
質問された僕は
「どこに出ても恥ずかしくない社畜です」と回答。
面接官の顔が曇ったのを見て安堵した数日後、
社長直々のラブコールが電話に。
これはマジでびびりました。本来、あと2、3度面接が
あるという話だったんだけど、その社長の
「ぜひAMさんには当社に来ていただきたい!」と
アツい誘いをいただいたのです。
僕は丁寧にお断りさせていただき、
その会社の電話番号を着信拒否。
ただ、これはひょっとしたら
社長が回答を個性と捉えて
直々に誘ってきたものであって、
僕を社畜にしようと思っていたんじゃ
なかったのかも知れない。
ブラック企業というのは思い込みで
実は社員のユニークさを尊重する
いい会社だったんじゃないのかと
その選択を後悔したこともありましたけど
20年後にインターネットで会社を
検索してもでてこないところを見ると
やはりブラック企業だったのかな。
現在はいい会社にめぐり会い
チームの人間関係も好きなので
たのしく社会人やってますけどね。
学生の頃のしょうもない思い出でした。
※ブログに書いたようなおふざけは
モラトリアムの学生の間だけと決めていたので
現在はマジメな会社員をやっています。
いやほんとだって。