2016年6月3日06時44分
トヨタ自動車は2日、車をネット回線につなぐ通信機を、2020年までに日米でほぼすべての大衆車に標準装備すると発表した。さまざまな情報をネットを通してやりとりする「つながるクルマ」に欠かせない機器だが、現在、標準装備は一部の高級車のみ。安全性や利便性で高い機能を持つ車の普及を進める。
つながるクルマには、道路の障害や車の不具合など、安全にかかわる情報を運転中にいち早く得られる利点がある。トヨタは現在、日米で売るレクサス車などに通信機を標準で付けている。17年から20年にかけて、対象を大衆車にも広げていく方針だ。また、日米以外でも需要をにらみながら標準装備化を進める。
一方、現在は地域ごとに異なる通信の規格についても、関係が深いKDDIと協力して19年までに世界で共通化する方針だ。同時に他の自動車メーカーに門戸を開いて、共通規格の普及をめざす。
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