2016-06-02

留置場入った日本死ね!!!に対する一つの感想など

感想や反対意見めいたものを書いてみる。

刑事手続の流れや留置所での生活についての説明がない

実態はしらないけど、これはもっともかなと思う。

逮捕された時点で当番弁護士呼んで聞くという方法も一応あるけどね。

勾留期間が長すぎる

22日が通常というわけでもないと思う。

逮捕から勾留請求まで3日以内、勾留10日間が原則

それと、勾留は取り調べ時間を確保するために行われるわけではない。

罪証隠滅や逃亡を防ぐために行われる。

前者の例としては、飲食店店員への暴行であれば、被害者を脅して被害届を取り下げさせたり、供述を変えさせたりするおそれや、同席した知り合いと口裏を合わせるおそれなどが一般論としてはあり得る。

後者については、定職の有無や家族関係犯罪の軽重などが考慮される。

逆に言えば、これらのおそれがなければ勾留されない。

期間が必要以上に長いかは一概には言えないが、事件数が多い上に、日本警察比較的軽微な事件でもかなり丁寧に捜査しているので、そんなに日数いらないとは即断できない。

海外事情はよく知らないが、司法取引があったり、「ラフジャスティス」と言われる部分があったりするので、単純には比較できないと思う。

起訴前の勾留期間だけ短くても、起訴後の勾留が長ければあまり意味はない。

逃亡のおそれなどがない人については、元増田のいうとおり、勾留による身柄の拘束をせずに、取り調べごとに呼び出して取り調べが行われる。

元増田は、呼び出されたらきちんと行くつもりだったのかもしれないけど、世の中には、釈然されたとたんに連絡がとれなくなったりする人がいるわけで、勾留という制度必要になってくる。

地検地裁拘束時間が長すぎる

地域によるのかもしれないけど、普通は午前と午後にわけているはず。

検察官が各留置施設を回るのは移動に時間がかかりすぎる。

椅子改善の方が現実的かも。

>外部との連絡

当番弁護士説明の充実が現実的かな。

トイレ(大)

自殺自傷する人がいるのである程度はやむを得ないところ。

実態によっては人権的な問題は生じ得るかも。

外国人に対する配慮がない

実態はよく知らないが、これはもっともな部分があると思う。

ただ、面会中に、外国語被害者をおどす相談をされても困るわけで、難しい部分はあると思う。

終わりに

単に極端に勾留ハードルをあげるだけだと、証拠隠滅や逃亡を防げない。

勾留期間を短くしたり、延長のハードルをあげたとしても、同じことが起きるか無理矢理起訴される事態が生じる可能性もある。

元増田のいう現状の問題点改善することも必要だと思う。

ただ、同時に、理想論ではあるが、無罪推定の考えが広まって、逮捕勾留だけでは社会的評価に傷がつかず、周囲も不起訴ならあたたか対応する社会になってほしいと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20160602154923

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