昔から「何がいるんだろうなあ」と思ってたんですよ。
木々が生い茂るなか、足下の穴、穴、穴。
どうしてかは分かりませんが、無意識にずっとヘビがいるもんだと思ってました。
ところがどっこい、違うんですね。
今となっては明確に分かる。
ズバリ、セミの幼虫さんがいるんです。
君はセミの抜け殻が動いている姿を見たことはあるか
セミの羽化観察会に行ってきた
ぼく、実は、妻が予約してくれたセミの羽化観察会に行ったことがあるんですよ。
これ、すごいですよっ!!
なんつったって、抜け殻しか見たことがないアイツが動いてるんですから!
身近なようで遠い「セミの羽化」
当日は会社を早めに抜け出して、長男と2人で都内某所の公園へ。
虫除けスプレーを浴びて準備万端で赴いたわけです。
まぁ、でも、正直な話、向かう途中は
「セミの羽化の観察会ってったって、そんなに沢山セミが羽化しまくってるわけないでしょ?だって、ぼく、今まで人生30年強生きてきて、1回も生のセミの羽化なんて見たことないよ。理科の教科書くらいだよ。あ、そうそう、トンボの羽化は見たことあるけどさ」 。
こんな期待値でね。
そしたら・・・
セミの幼虫が動きまくっていた!
どうして今までの人生30年以上、セミの幼虫をみなかったんだろう
もういるわいるわ笑
今まで、抜け殻でしか見たことなかったアイツが、歩いてたり、ひっくり返っていたりするんです。
もう驚きを隠せません笑
セミの幼虫たちってこんなにウヨウヨいたんでしたっけ?
どうして今までの人生で1回も目にしなかったんだろうと。
しかも都会のど真ん中で、ですよ?
穴にいたのはヘビ、ではなく、セミの幼虫
そう、で、ぼくは当時初めて知った話なんですが、観察会の舞台となった公園の地面は、あちらこちらに穴があるんです。
で、ここがセミの幼虫が出てくる場所なんですって。
誰だ、昔、ヘビの住処だって言ってたのは?
全然違うんじゃん笑
穴を覗くと、運がよければ、まだ出てくる前の幼虫さんも見れたりもします。
ちなみに幼虫に懐中電灯を当てるのはNGだそう(ストレスになっちゃって羽化が上手くできなくなっちゃったりするんだって)。
羽化し始めたら大丈夫らしいです。
羽化って深夜にするんじゃないんだね
そうかと思ったら、既に羽化始まってるし!!
写真ご覧いただいてお分かりの通り外もまだ明るいのに・・・
羽化って深夜にするもんじゃなかったのかんかいw(このタイミングで19:00くらい)
うーん、凄い。神秘的。
というわけで、そこら中で羽化見放題。
羽化の始まりのタイミングのセミさんもいれば(なんとなく、殻が透けてるのが伝わりますでしょうか?)、
羽がまだぴーんとしてないんですけど、小一時間もすれば、 パッチリします。
白いセミってなんか可愛いですよね。
神聖な感じ。
ま、時間が経つにつれ、茶色がかってくるわけですが笑
4歳の長男は途中から飽きてしまった様子でしたが、パパは良いモノ見れたなーと、大満足の観察会でしたー。
都会はセミの羽化を見るのに絶好の環境
都会の方がセミの羽化の場所が特定しやすい
ちなみに、観察会に参加した際に、スタッフの方が仰ってたんですが、都会はセミの羽化を見るのには絶好の環境なんだそうで。
理由を聞くと、都会のほうが、セミの羽化に必要な、”土があって、セミの幼虫が出て来れて、羽化するために止まる木々があるような場所”が公園だとか大学だとか、割と特定しやすいからだ、とのこと。
確かに、田舎だとセミの絶対数は多そうだけど、地面が土で木々があるところってそこら中にあって、どこで羽化しているのかさっぱり分からないですもんね。
都会のほうが羽化観察用の場所がしっかりしている
加えて、都会の場合は、羽化を見る場所の足下も(公園なんかを想像してもらえればお分かりの通り、)足の踏み場として安定しているってのも良い点なんだとか。
確かに、田舎の森の中で羽化を観察しようとしたら、足下がヌルヌルしたりで意外と難しいですって。
なるほど、その発想はなかった・・・!
まとめ:動く抜け殻ことセミの幼虫は日中も見つけられる!
書いた通り、ぼくはもともとセミの羽化って深夜に人知れずやるものだと思ってました。
が、どうやら、そういうものじゃないらしいですね。
夕方から夜にかけて穴から出てきて羽化をはじめるみたい。
そのせいか、夕方にちょっと意識して木々の地面の穴っぽこを見るようになると、意外と普通にセミの幼虫いますね。
普通に驚きますし、子どもも喜びますよー笑
これからの季節、木の近くに穴がある場所では、セミの幼虫を探して歩きましょう!
ほんだらのー!