ヲタから指摘されて、戸賀崎が回答した内容について、本当はいろいろと詳細に検討すべき問題がある、として下記のように書いた。
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戸賀崎「AKBの若手はやる気ない。HKTや乃木坂を見習ってほしい」 [無断転載禁止]©2ch.net
http://shiba.2ch.net/test/read.cgi/akb/1464567649/223
223 : おーにっちゃん ◆yoCsKijoxhpN (dion軍)@無断転載は禁止 (ワイマゲー MM7f-I4jf)2016/05/30(月) 11:56:20.27 ID:1IIQt7Q0M
いろんな問題がごちゃごちゃになっとる。
まず、その苦情はどのメンバーに対してされたものかを具体化せなアカン。
戸賀崎もそこを曖昧にして、適当に飲んでしまうようでは、HKTなど他グループのメンバーの平均と同等かそれ以上の頑張りを見せとるメンバーのモチベーションが下がってまう。
また、その苦情は”握手”に限定されるのか、他の公演とかにも共通するものかも見極めなアカン。
というのも、メンバーは本当に握手をしたいのか?という問題があるから。
握手を楽しんどるメンバーとか、握手でヲタを繋げて、そのヲタをベースにして上にのし上がりたいと思うとるメンバーはいいけれども、
自分がやりたいのは握手ではない、と思うとるメンバーは、握手に対するモチベーションが下がってまうのはやむを得んことともいえる。
私なんかは、そうはいっても、わざわざ握手券を買ってくれて、好意的に面と向かっている人間に対して、100人会ったら100人とも好意を増してもらえるくらいでないと、アイドルを辞めて女優として大成できんぞ、とは思うけど。
しかし労働と考えた場合は、仮に1コマ100人が握手しにきたとして、10万円ぶん、そのカネはアキブータンとかAKSとかではなく、ほぼ自分目当てで来てくれたんやから、かなりの分け前があったって然るべきやわなあ。
10%と考えたって、1コマ1万円はもらわなおかしい。2万円だってええやろ。
そんなカネさえももらってないから、メンバーのモチベーションが上がらんという側面だって当然のようにあるやろ。
1コマ2万円とかなら、メンバーだってかなり頑張るんちゃう?
そうすると人気メンやと1日で10万円くらいもらえてまう。
メンバーがもらう賃金がその希望に見合ってないから、ヤル気なくなってまう。
他グループがそれでもモチベーションを保てるというのは、腐ってもAKB本店というブランドがある。
AKB本店に追いつき追い越せという目標がある。
AKBがかつて、東京ドームコンサートを夢や目標にしとった頃は、まだ活気があったやろ。
AKBが、運営が、東京ドームコンサートの上をいく目標を設定できんかった、というのも、AKB衰退のひとつの原因といっていいと思う。
そもそも握手で暴利を貪っているところに、無謀な拡大路線で余計に自滅を早めたのが実態やけど。
それはそうとして、パフォーマンスでもイマイチなメンバー、コレはもうどうしようもないと思う。
上でも例に挙げられとるけど
最近のAKB握手会の悲惨な現実、乃木坂が売れた理由 2016-04-30 23:57:32
http://ameblo.jp/jurio720/entry-12155647625.html
ゆりあとかりょーちゃんは、現にパフォーマンスもイマイチやから、本気で変わりたい気持ちがないと無理やと思う。
あーみんが歌うとったというのは、あーみんはここ最近でパフォーマンスがだいぶよくなったから、握手よりも歌や演劇に興味を持ったんちゃうか?ということで、私は必ずしも悪くは受け止めてない。
なぁななんかは、チャンスをいろいろもらっていながら、自分のパフォーマンスのスタイルに拘っていて、それが重石になっとると思う。
ダンスにしろ歌にしろ、自分のカタを決めたら、そのカタから外れんかったらそれでいい、みたいなカンジになってもとるメンバーがけっこういる。
歌でいうとたとえばさっきーな。
それに、ある程度は頑張っているけれども、突き抜けた頑張りが見えん、どうしても本気で汗を垂れ流して、髪の毛グシャグシャにせんために、どっかで抑えとるメンバーが多いのは気になっとる。
いまAKBで髪の毛グシャグシャにしてパフォーマンスしとるのは、ゆかるんとさややだけや。
田野は汗が流れん体質になったのか(てか元からか?)もやけど。
いろいろ問題はあるんやけど、その”いろいろ”は本当に”いろいろ”なのであって、十把一絡げにいえるもんちゃう。
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私がこうやって回答することで、私の敵対するAKSの延命策になってまうのはやむを得んことや。
私の持つ革命論って、たぶん世界の誰もが主張してこんかったと思う。
私は、チャンスは天から降ってくるものではなく、地にあって、芋堀りのように自分で発見していくものなんや、と言うてきた。
労働運動だってなんだって全部一緒やねん。
「大勢が集まれば、政権なんて転覆して革命を起こせる」という理想はある。
そして、大勢が安倍政権に対して怒っている。
けれども、イチ個人に立ち戻ったとき、お上に対して反逆するのはダメ、という思いがどうしてもあって、その人々の深層心理にある”世界のあるべき姿”と、”自分がすべきこと”との間のダブルスタンダードを改めん限り、革命なんて何万年経っても起こらん。
”労働運動は天から降ってくるものではなく、地にあって、芋堀りのように自分で発見していくもの”
と書き直してもええわなあ。
最初に天から、イデオロギーを主張して、それを人々に対して、インターネット上で堂々とではなく、警察に隠れて戦術的に訴えるのであれば、それは新興宗教とか、怪しい商法になってまう。
その”オルグ”は、オウム真理教の”オルグ”となんら変わりないものになってまう。
大勢が安倍政権に対して怒っとって、その思いが同じなんやから、イデオロギーなんてほっといて(まあココロの中では持っていても)その人たちと共感することのほうが先やろ。
そして、アキブータンが書いた”川の流れのように”という歌詞があるけれども、川は最後には大河となって海に注ぐねん。
最初のどの支流が本流か、なんて論争、ハッキリ言ってどうでもええねん。
その支流はいつかどこかで合流できるだろう、という思いが大事やねん。
いやべつに合流できんかったって、「どうせ最後は海に流れ込むんやから、一緒や」というくらい、大局的な観点も必要やな。
とにかく、本当に革命を起こしたい者は、その行動自体が政権の延命策になってまうという側面をどうしても持つ。
だってそれぞれにおいて、賃金だけではない団結が為されるんやから、生産性はいま以上に向上してまうやろ。
けど、じゃあそれで為政者側は満足しとるかというと、やはりそれは脅威やと思うと思う。
だって、自分らがコントロールしてないところで、団結がいろんなところで形成され、さらにはそれが合流しとる可能性が高いんやから、生産性がどうのは関係なく脅威やろ。
”自分らがコントロールしてないところで、団結がいろんなところで形成され、さらにはそれが合流しとる”
この状態で、一斉に、自分らに主権がある労働を一斉に止めます!ってストライキしたら、これは大きなチカラ、というか表現手段として、全世界に対して見せられるやろ。
イデオロギーではなくて、そこまで達するための地道な努力、というのを、耐えて耐えて耐え忍んで、ガマンできるか、という、自分のタフさ、イタリアの教科書でリーダーに求められる資質として挙げられている、”持続する意思”、これは、一足飛びに結果を得られずとも、結果に至る過程の上にいると考えるために、とても重要やと思う。
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