ソマリアのホテル襲撃 車爆発１０人死亡か6月2日 5時37分

アフリカ東部のソマリアの首都にあるホテルで、入り口に爆発物を積んだ車が突っ込んで爆発したあと、ホテルの中に武装した集団が押し入り、ロイター通信はこれまでに少なくとも１０人が死亡したと伝えています。

ソマリアの首都モガディシオにあるホテルで１日、入り口に爆発物を積んだ車が突っ込んで爆発したあと、ホテルの中に武装した集団が押し入りました。ロイター通信は現地の警察の話として、これまでに少なくとも１０人が死亡したと伝えています。

被害にあったホテルはモガディシオの国際空港に近く、レストランやホテルが立ち並ぶ場所にあり、地元の議員などがよく利用しているということです。ソマリアを管轄するケニアの日本大使館によりますと、これまでのところ日本人が巻き込まれたという情報はないということです。また、現地からの報道によりますと、今回の襲撃について、ソマリアを拠点に活動するイスラム過激派組織、アッシャバーブが犯行を認める声明を出したということです。

ソマリアでは軍やＡＵ＝アフリカ連合などがアッシャバーブの掃討作戦を進めていますが、アッシャバーブはことし２月にも政府高官などが利用する首都のホテルを襲撃するなどテロ事件を繰り返しています。