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別のコンビニチェーンでも被害

06月01日 21時17分

別のコンビニチェーンでも被害

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全国のセブン銀行のATMで、偽造されたとみられるクレジットカードが一斉に使われて現金14億円余りが不正に引き出された事件で、愛知県内の別のコンビニチェーンでも同じような被害が出ていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
全国のセブンイレブンの店舗などにある「セブン銀行」のATMで、偽造されたとみられるクレジットカードが一斉に使われて約14億4000万円がキャッシングで引き出され、警察は引き出しに関わった人物が100人以上にのぼる可能性があるとみています。
捜査関係者によりますと、別のコンビニチェーンのファミリーマートの店舗などに設置されているATMでも、同じように偽造されたとみられるクレジットカードが使われて現金が引き出されていたということです。
このうち、愛知県内の被害は少なくとも10の店舗で計約800万円にのぼるということです。
警察はコンビニチェーンのATMを狙う大がかりな犯罪グループが関わっているとみて調べています。
ファミリーマートにATMを設置している東京・中央区に本社がある「イーネット」は「被害が出ているのは事実だが警察が捜査中であり、詳細は明らかにできない」とコメントしています。
一方、この事件では名古屋市北区と小牧市の店舗で現金計120万円を引き出したとして、中園竜男容疑者(28)と佐橋克哉容疑者(28)の2人が窃盗の疑いで逮捕されていますが、警察によりますと2人とも容疑を認め「知り合いに誘われ、5万円の報酬をもらった」と供述しているということです。
調べによりますと2人はほかにも、春日井市などの5つの店舗で現金を引き出すところがATMに取り付けられている防犯カメラの映像に写っていたということです。
引き出された金額は5か所で合わせて260万円にのぼるということです。
2人は「カードを何枚も渡され、使ったあとは返した」と供述しているということで、警察はカードの入手先など、詳しいいきさつを調べています。

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