米FRB報告「景気は緩やかに拡大」
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、最新の経済報告を公表し、多くの地区で人手不足が見られ、賃金も小幅ながら上昇しているなどと指摘し、景気は緩やかに拡大したという判断を示しました。
FRBは1日、全米に12ある地区連銀が企業などに行った聞き取り調査を基に、4月から先月中旬にかけてのアメリカの最新の経済報告を公表しました。
それによりますと、個人消費は多くの地区で小幅に上向き、ガソリン安などを背景に大型の乗用車やトラックが比較的よく売れたなどと報告しています。また、製造業の生産活動はエネルギー関連が弱く、まちまちだったものの、住宅やビル建設などは順調に拡大しているということです。また、雇用情勢については多くの地区で人手不足の動きが広がり、賃金も小幅ながら上昇していると指摘し、アメリカの景気は「緩やかに拡大した」と判断しました。
FRBはこの景気報告を基に今月中旬に金融政策を決める次の会合を開きますが、イエレン議長はこの数か月のうちに追加の利上げが可能になるという見通しを示しています。金融市場では今月か来月の会合で追加の利上げがあるのではないかという見方が増えていて、会合の行方に注目しています。
それによりますと、個人消費は多くの地区で小幅に上向き、ガソリン安などを背景に大型の乗用車やトラックが比較的よく売れたなどと報告しています。また、製造業の生産活動はエネルギー関連が弱く、まちまちだったものの、住宅やビル建設などは順調に拡大しているということです。また、雇用情勢については多くの地区で人手不足の動きが広がり、賃金も小幅ながら上昇していると指摘し、アメリカの景気は「緩やかに拡大した」と判断しました。
FRBはこの景気報告を基に今月中旬に金融政策を決める次の会合を開きますが、イエレン議長はこの数か月のうちに追加の利上げが可能になるという見通しを示しています。金融市場では今月か来月の会合で追加の利上げがあるのではないかという見方が増えていて、会合の行方に注目しています。