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 三菱重工業は、近く出荷するH2Aロケットの31号機を、生産拠点の飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開した。鹿児島県の種子島宇宙センターに納め、気象衛星「ひまわり9号」を載せて年内に打ち上げられる予定だ。

 公開したのは、長さ31メートルの1段部分と11メートルの2段部分。液体水素と液体酸素を燃料とし、衛星は地上250キロの高さで切り離す。

 打ち上げ責任者の二村幸基・技師長は「天候以外の理由で打ち上げが遅れない点で、H2Aは信頼度が高い」と強調。次の主力ロケットH3にも触れ、「大幅な価格削減を達成したい」と述べた。(細見るい)

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