自動運転車を住民の足に 石川 珠洲で実証実験へ
ドライバーの操作なしで走る自動運転の実用化を目指す動きが加速するなか、石川県珠洲市で、自動運転車を市役所や病院などの間で定期的に走らせ、乗り合いバスのように住民に活用してもらう実証実験が早ければ来年始まることになりました。
石川県珠洲市では、去年から金沢大学の研究チームが、乗用車に独自に開発した自動運転のシステムを搭載して走行試験を続けてきました。その結果、事故や深刻なトラブルはなく、同じシステムを大きな車体に載せても市街地を安全に走行できるめどが立ったということです。
このため、早ければ来年、自動運転の小型バスなどを市役所や病院などの間で定期的に走らせ、住民を乗せる実証実験が始まることになりました。安全に万全を期すため、運転席には担当者が座った状態で走行させるということです。
高齢者が多い珠洲市では、バスが重要な移動手段ですが運行本数は限られていて、自動運転車が代わりの交通手段になるか検証することにしています。
内閣府によりますと、自動運転車に一般の人たちを乗せて定期的に走らせる例は全国でも珍しいということで、今後、運賃を取るかどうかや、具体的な走行ルートについて検討が進められることになっています。
研究にあたってきた金沢大学の菅沼直樹准教授は「公共交通機関のように利用してもらい、地域の足として使えるかや、その効果を確かめていきたい」と話しています。
このため、早ければ来年、自動運転の小型バスなどを市役所や病院などの間で定期的に走らせ、住民を乗せる実証実験が始まることになりました。安全に万全を期すため、運転席には担当者が座った状態で走行させるということです。
高齢者が多い珠洲市では、バスが重要な移動手段ですが運行本数は限られていて、自動運転車が代わりの交通手段になるか検証することにしています。
内閣府によりますと、自動運転車に一般の人たちを乗せて定期的に走らせる例は全国でも珍しいということで、今後、運賃を取るかどうかや、具体的な走行ルートについて検討が進められることになっています。
研究にあたってきた金沢大学の菅沼直樹准教授は「公共交通機関のように利用してもらい、地域の足として使えるかや、その効果を確かめていきたい」と話しています。