こんばんは、働く母ちゃんです。
北海道の置き去り事件のことをここしばらく考えていましたが、今日は教育費と奨学金について考えてみたいと思います。
大学までの教育費を出すのは親の義務?奨学金は親の怠慢?
奨学金の受給者割合は?
私自身は現時点ではすでに完済できているのですが、久々に気になって受給者の割合を検索してみたところ、以下のサイトを見つけました。
学部生(昼間部)で今は50%を超えているんですね。
働く母ちゃんが学生の頃を調べてみると30%程度のようです。
十数年経っているものの、20%も増えているのは結構な増加率ですね。
当時、都内の私立文系に通っていた私ですが、まわりを見ても、実家通いの子はほとんど受給していなく、同じように自宅から離れて一人暮らしをしている子は受給しているというイメージ。割合にして30%、おそらくそんなものだったと思います。
私が奨学金を受給した経緯。と今になって思う、親の説明責任。
以前、私のお金に対する価値観を形成したものに関して以下の記事を書きました。
当時、親の借金があることは知らなかったのですが、3つ上の兄も大学進学時に奨学金をもらっていて、自宅から離れて大学に行くなら奨学金は当たり前、という認識でした。
そうは言っても、奨学金というものがどういうものか、それを卒業後に働きながら返すということ、新卒後の給料でどの程度返済できるのか、何年かかるのか、そういったことまで当時の私が理解できていたかというと、全く理解できていませんでした。
親から、そういった将来にわたっての奨学金の影響について、今振り返っても特に話はなかったか、あってもサラリとした説明だったか、そんなところだと思います。
以前の記事に書きましたが、私の両親はお金のことを子どもに一切話さない人でした。
(いえ、生きていますよ。)
子どもに心配させたくないのが半分、あとの半分はやっぱり「親の見栄」だったと思います。
大人になって思うことは、借金の事、奨学金のこと、子ども扱いせずにきちんと話してほしかったな、ということです。
当時の私がどこまで理解できていたかわかりませんが、わからないなりにも、自分で考え納得して自分の道を選びたかった。そう思います。
奨学金を借りてよかったこと。
奨学金のことを私が理解始めたのは、自分で働き収入を得、その中から返済を開始し始めてからだったと思います。
ですから、親に説明してほしかったという思いはありつつも、結局は社会人になるまで理解できなかったかもという思いもあります。
そうは言っても、奨学金を借りたこと、悪いことばかりではないです。
大学卒業後、就職したところはおそろしく低収入でしたので、少ない収入から奨学金を返済し、将来のための貯金も少額ながらする、ということを真剣に考えました。
今の私は、いろいろな経験から、『節約家とまではいかないけれど、必要なお金の蓄え・管理はできている「ゆる貯金体質」』になっていると思っていますが、奨学金の返済もマネーリテラシーの向上に大きく影響すると思います。
そして、完済。
就職後から結婚前まで細々と返済していましたが、結婚前に残金を一括返済しました。
一括返済の金額は170万円ぐらいでした。
結婚前に清算するのは当然と思っていましたので、返済できて今はスッキリしています。
まとめ。
奨学金・・・借りずに済めばその方がいいのかもしれませんが、自分も返済してみて悪いことばかりではないと実感しています。
ですから、奨学金に関して「子どもに借金を負わせるなんて・・・」という意見もあるかと思いますが、私自身はそこまでの思いはありません。
強いて言えば、自分の学生時代を振り返ってみても、学生当時から奨学金の意味、目的、将来的な返済を理解できていたらよかったな、と思います。
別の記事で、息子の教育費、奨学金のことも整理する予定です。
今日もお読みくださりありがとうございます。