NHKニュース7 2016.05.31


執行猶予の付いた有罪判決が言い渡された清原元選手。
裁判官は、大勢のファンが更生を望んでいますとことばをかけました。
こんばんは。
ニュース7です。
来年4月の消費税率の引き上げを、2年半再延期する。
安倍総理大臣の方針を自民、公明両党は容認することになりました。
安倍総理大臣は、あす夕方、記者会見して、再延期することを決断するに至った理由などについて、説明することにしています。
一方、民進党など野党4党が、再延期はアベノミクスの失敗を明確に示すものだなどとして提出した、安倍内閣に対する不信任決議案は、衆議院本会議で反対多数で否決されました。
消費税率引き上げの再延期に慎重な姿勢を示してきた麻生副総理兼財務大臣、きょう、再延期を容認する考えを示しました。
昨夜、安倍総理大臣と3時間にわたって会談し、改めて再延期に理解を求められた麻生副総理。
最終的に、安倍総理大臣の意向を尊重し、再延期を了承する考えを伝えました。
また会談では、再延期に伴う衆議院の解散・総選挙を行わないことも確認しました。
これを受け、与党はきょう、意見集約に動きました。
自民党は政務調査会の会合を開き、谷垣幹事長が、安倍総理大臣の再延期の方針を説明。
出席者からは、再延期を支持する意見が相次いだ一方、再延期する理由を丁寧に国民に説明すべきだ、社会保障を含む歳出改革に取り組むべきだといった提出も出されました。
そして会合では、再延期の方針を了承しました。
公明党も政務調査会の会合で対応を協議。
出席者からは、これまでの安倍総理大臣の発言との整合性に配慮し、丁寧な説明を求めたいなどの意見が出されましたが、最終的に今後の対応を、山口代表と井上幹事長に一任することを決め、安倍総理大臣の方針を容認することになりました。
これに対し民進党は。
民進党と共産党、社民党、生活の党の野党4党は、午後、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に提出。
決議案では安倍内閣について、立憲主義と平和主義を否定する姿勢は断じて容認できず、経済失政の責任も極めて重大だなどと、厳しく批判しました。
不信任決議案は、午後3時半から開かれた衆議院本会議で直ちに審議が行われました。
このあと採決が行われました。
そして。
安倍内閣不信任決議案は、否決されました。
不信任決議案は、自民、公明両党とおおさか維新の会などの反対多数で否決されました。
スタジオには政治部の花岡記者です。
花岡さん、不信任決議案は否決されましたが、衆議院の解散、そして衆参同日選挙は、なくなったと見ていいんでしょうか。
なくなったと言っていいと思います。
安倍総理大臣は昨夜、消費税率の引き上げを再延期するなら、衆議院を解散するのが筋だと主張していた麻生副総理と、3時間にわたって会談しました。
そして、最終的に再延期に伴う衆議院の解散・総選挙は、行わないことに理解を取り付けました。
また、連立与党を組む公明党は、もともと再延期に伴う解散には慎重な立場です。
不信任決議案提出を受けて、安倍総理大臣が解散に踏み切る可能性を指摘する声もありましたが、決議案が否決された今、解散は行われないというのが、与野党の大方の見方となっています。
そして消費税を巡る議論は今後、どうなりそうですか?
自民、公明両党はきょう、相次いで会合を開き、消費税率の引き上げを再延期する安倍総理大臣の方針を容認することになり、懸念された与党内の足並みの乱れは、回避された形です。
これを受けて安倍総理大臣はあす記者会見し、先のG7・伊勢志摩サミットでの討議などを踏まえ、再延期を決断するに至った理由などをみずから丁寧に国民に説明し、理解を得たい考えです。
一方、民進党など野党側は、再延期はアベノミクスの失敗を明確に示すものだと繰り返し訴え、安倍政権への批判を強めていく構えです。
国会はあすが会期末です。
いよいよ各党は参議院選挙に向かっていくということになるんでしょうか。
政府・与党は会期延長を行わない方針ですので、今の国会はあすで閉会します。
夏の参議院選挙は、来月22日公示、7月10日投票の日程で最終調整が行われていて、各党とも国会閉会をもって、事実上の選挙戦に入ることになります。
選挙戦では、消費税率の取り扱いを含めた、安倍政権の経済政策への評価に加え、安全保障関連法や憲法改正などを巡っても、与野党間で激しい論戦が交わされることになりそうです。
政治部の花岡記者に聞きました。
では次です。
懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決でした。
プロ野球の清原和博元選手が、覚醒剤を使った罪などに問われた裁判。
裁判官は、覚醒剤をやめることは容易ではありませんが、あなたは決して一人ではありません。
全国の大勢のファンが、あなたの更生を望んでいますと、ことばをかけました。
紺色のスーツに青色のネクタイ姿。
清原元選手は、まっすぐ前を向いたまま、緊張した様子で判決を聞いていました。
最後には、傍聴席を振り返り、このたびは誠に申し訳ありませんでしたと述べて、頭を下げました。
傍聴したファンは。
清原和博被告はことし2月、東京・港区のホテルで覚醒剤を使ったなどとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われました。
起訴された内容を認め、検察が懲役2年6か月を求刑したのに対して、弁護士は執行猶予の付いた判決を求めていました。
きょう言い渡されたのは、懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決でした。
東京地方裁判所の吉戒純一裁判官は、引退後に目標を失い、プロ野球の監督にもなれないといった心の隙間を埋めるため、覚醒剤に手を出したという動機を酌むことはできず、刑事責任は軽くないと指摘しました。
一方で、父親や法廷で証言した友人が更生に力を貸すと述べている。
甲子園球場を沸かせ、プロ野球を代表する打者として活躍するなど、社会に貢献してきたが、事件後に厳しい社会的制裁を受けているなどとしました。
判決理由の読み上げの間、時折汗を拭ったり、うなずいたりしていた清原元選手。
最後に裁判官がことばをかけました。
覚醒剤をやめることは容易ではありません。
しかし、あなたは決して一人ではありません。
お父さんや友人の佐々木主浩さん、全国にいる大勢のファンが、あなたの更生を望んでいます。
佐々木主浩さんはコメントを出しました。
更生をサポートしていく責任を感じています。
彼が法廷で述べた反省の弁を、僕は信じます。
心身ともに健康にならないといけない。
失った信頼もこつこつと取り戻していくしかない。
球界の先輩・後輩らで、できるかぎりサポートし、彼の心の支えになれればと思っていますとしています。
執行猶予が付いたことで、弁護側は控訴しないと見られ、清原元選手は社会の中で生活しながら、薬物の誘惑を断ち、立ち直りを目指すことになります。
薬物事件に詳しい弁護士は。
住宅地で起きた発砲事件に衝撃が広がっています。
きょう午前、岡山市のマンションの駐車場で、神戸山口組系の暴力団の幹部1人が、拳銃で撃たれ、死亡しました。
その背景にあると見られるのが、国内最大の指定暴力団山口組と、分裂した指定暴力団、神戸山口組の対立です。
警察庁によりますと、対立抗争と見られる事件は、分裂のあと、今回の事件を含めて、全国で76件起きていますが、ことし3月に対立抗争と認定されて以降、発砲事件で死者が出たのは初めてです。
警察官に見守られながら歩く子どもたち。
事件を受け、岡山市内の小中学校では、子どもたちを集団で下校させました。
事件が起きたのは、きょう午前10時前。
岡山市南区のマンションの駐車場で、人が倒れていると、警察や消防に通報がありました。
倒れていたのは、神戸山口組系の暴力団、池田組の幹部、高木忠組員で、胸などを拳銃で撃たれ、およそ1時間後に死亡しました。
住宅が立ち並んだ現場周辺。
事件が起きた直後、現場から走り去るバイクが目撃されているということで、警察は、事件との関連について捜査しています。
岡山市北区にある池田組の事務所前。
防弾チョッキを身につけた機動隊員などが並び、ものものしい雰囲気です。
警察は、警備に当たる警察官の人数を増やして、警戒を強めています。
今回の事件、警察当局は、山口組の分裂が背景にある可能性があると見ています。
山口組と神戸山口組との対立抗争と見られる事件は、きょうの事件を含めて全国で76件あります。
拳銃が使われた事件は9件。
警察庁がことし3月、対立抗争になっていると認定して以降、発砲事件で死者が出たのは、きょうが初めてです。
対立抗争と見られる事件は先月、神戸山口組が指定暴力団になったあとは、今月2日の1件だけで、それからおよそ1か月発生していませんでした。
警察当局は、伊勢志摩サミットが開かれ、各地で厳重な警戒が敷かれていたことや、指定暴力団になると対立抗争事件を起こした場合、事務所の使用などが制限される可能性があることなどから、双方がトラブルを起こさないようにしていたのではないかと見ています。
再び起きた発砲事件。
双方の拠点がある兵庫県では、警察が警戒を続けるとともに、事件の背景などについて情報収集を進めています。
名古屋市では、山口組系暴力団の事務所周辺で、警察がパトロールを増やしています。
警察庁は抗争が激化するおそれがあるとして、全国の警察に、取締りや警戒を強化するよう指示しました。
また2つの団体について、事務所の使用制限の命令や、さらに厳しい規制をかけることができる特定抗争指定暴力団への指定が速やかにできるように、情報収集や準備を進めるよう求めました。
北朝鮮はきょう、新型の中距離弾道ミサイル、ムスダン1発の発射を試みたものの、失敗したと見られます。
このムスダン、射程は4000キロ、日本列島全域に加えて、アメリカ軍の基地があるグアムにも達するとされています。
発射したのがムスダンなら、先月から4発続けて失敗したことになります。
関係国は、さらなる発射に備えて、警戒と監視を続けています。
けさ早く、東部のウォンサン付近から、ミサイル1発の発射を試みた北朝鮮。
韓国軍の関係者は、新型の中距離弾道ミサイル、ムスダンの発射に失敗したという見方を示しました。
北朝鮮は3月から先月にかけて、弾道ミサイルやロケット弾、合わせて23発を相次いで発射。
このうち3発はムスダンと見られ、韓国軍などは、いずれも失敗したと分析しています。
朝鮮労働党大会以降、ミサイル発射はありませんでしたが、きょうのがムスダンなら、4発連続で失敗したことになります。
日本政府はきのう、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、破壊措置命令を出していました。
これを受けて、自衛隊が地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の部隊などを展開し、警戒・監視活動を強めていました。
ムスダンは車両で運んで発射するため、発射の兆候をつかむのが難しいとされるうえ、射程はアメリカ軍基地があるグアムに達すると見られています。
相次ぐ発射失敗について、韓国メディアは。
核やミサイル開発を進める姿勢を鮮明にしている北朝鮮。
先週のアメリカのオバマ大統領の広島訪問についても、こう非難していました。
日本など関係国は、さらなるミサイルの発射に備えて、警戒と監視を続けています。
次です。
起訴するだけの証拠がなかった。
甘利前経済再生担当大臣の事務所が、UR・都市再生機構と補償交渉をしていた建設会社側から、現金を受け取っていた問題で、東京地検特捜部は、あっせん利得処罰法違反などの疑いで告発されていた、甘利氏と元秘書2人を、嫌疑不十分で不起訴にしました。
URなどが進めている千葉県内の道路建設工事。
予定地に隣接する建設会社と、URとの補償交渉で、甘利氏の事務所が建設会社側から口利きを依頼され、現金を受け取ったなどと、1月に週刊誌が報じました。
甘利氏は、元秘書が500万円、自分自身も100万円を受け取ったと説明する一方、自分が受け取った分は政治資金として適正に処理するよう指示したと説明。
そして。
東京の弁護士の団体などは、あっせん利得処罰法違反などの疑いがあるとして、甘利氏や元秘書2人を東京地検特捜部に告発しました。
特捜部は、URなどを捜索。
甘利氏や元秘書から任意で事情を聴くなどして捜査してきましたが、きょう、甘利氏と元秘書2人をいずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
問題の補償交渉では、甘利氏の元秘書らがURの担当者と12回にわたって面会しました。
甘利事務所の顔を立ててもらえないか。
補償はいくら提示したのか。
少しいろをつけてでも。
元秘書からはそんな発言もありました。
捜査の焦点は、元秘書の一連の発言が、国会議員や秘書などの権限に基づく影響力の行使や、圧力に当たるのかどうかでした。
特捜部は、URに対する大臣や議員としての影響力を使って、不正な口利きをした証拠はなかったと判断したと見られます。
不起訴の結論。
ともに元検事の2人の専門家は、こう指摘します。
甘利氏はコメントを発表し、きょう、不起訴と判断されたことで、説明を受け止めてもらえたのかなと思っておりますとしています。
ここまでお伝えしてきたニュース、こちらです。
続いては。
慰安婦問題の最終的な解決に向けて、日韓両政府の合意で、韓国政府が設置する財団の準備委員会が発足しました。
慰安婦問題を巡っては、去年12月末の日韓両政府の合意で、韓国政府が元慰安婦の名誉と尊厳の回復や、心の傷を癒やすための事業を行う財団を設置することになっていて、日本政府がおよそ10億円を拠出することにしています。
きょうは、設置に向けた準備委員会の初会合が開かれました。
韓国政府は、来月にも財団を設置したいとしています。
会場の外では、日韓両政府の合意に反対する大学生たちが、日本に免罪符を与える財団の設置に反対するなどと書かれたプラカードを掲げて、抗議しました。
熊本県益城町で一時、570人を超える人が避難生活を送っていた、テント村と呼ばれる場所が、閉鎖されることになりました。
テント村では、今月11日には156張りのテントで、571人が避難生活を送っていました。
梅雨の大雨で浸水するおそれが高いことなどから、今月いっぱいでの閉鎖が決まりましたが、余震への不安などから、別の場所でテント生活を続けるという人もいます。
民族差別的な言動を繰り返すヘイトスピーチ。
川崎市は、市が管理する2つの公園で計画されている集会で行われる可能性が高いとして、公園の使用を認めないことを決め、主催者の男性に通知しました。
川崎市は、今月24日にヘイトスピーチを解消するための法律が成立したことなどを踏まえた措置だとしています。
川崎市によりますと、この男性は、去年とことしの2回、市内でヘイトスピーチを伴うデモを主導的に行ったことが確認されているということです。
プロ野球は、きょうから交流戦。
ナイトゲーム6試合です。
気象情報をお伝えします。
現在、北日本で広く雷雨となっています。
1時間に20ミリを超えるような強い雨の降っている所があり、広く雷も観測されています。
このあと、北海道では大雨に警戒が必要です。
局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。
雷や突風、ひょうにも注意が必要です。
東北ではあす昼前にかけて、北海道では夕方にかけて、大気の不安定な状態が続く予想です。
この原因なんですが、北海道付近を通る低気圧です。
上空には季節外れの強い寒気が伴っています。
この寒気は雷雨だけではなく、北海道に雪ももたらします。
あす、雪が降るのは北海道の山沿いのごく一部に限られそうなんですが、この寒気の影響で、北海道を中心に気温が一気に下がりそうです。
では、あすの天気を詳しく見ていきます。
2016/05/31(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▼消費増税延期の首相方針を与党“容認”▼清原和博元選手に執行猶予付き有罪判決▼暴力団幹部撃たれ死亡・山口組分裂背景か▼北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル発射に失敗か

詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子

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