2016-06-01

[]増田の滅亡

 増田家(二)は、領内に古くから根付く某氏族に小九年間ほど粘着していた(これを右九年の役と呼ぶ)。

その結果、力の分散を招き、見せ場もなく滅亡の瀬戸際に立たされた。

 北の国からやってきた増田家(一)によって本拠を包囲されていたのだ。

 籠城軍は粘り強く戦ったが、食糧は底をつき、城内ははてなーの人生並みに悲惨な状況に陥っていた。

 そこで増田家(一)はあるはてなーを使者に送った。傘を棒の先に掲げた足軽を背後に、そのはてなーは言った。

「食糧にたいへんお困りのようだね」

「よけいなお世話だ。帰れ!」

「いい方法があるよ。人間永久機関になるんだ。まずは、胃腸を守るために~~」

「」

「~~~……~~~――」

「降伏します。すみませんでした」

 はてなーはひどく残念そうな顔をした。

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