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SEO対策をして、リスティング広告を出稿して、ランディングページを作って……。そんな、ECの世界では当たり前だった一連の流れが、今後まるっきり変わってしまうかもしれません。その可能性を秘めているのがチャットbot。「2016年はチャットbotの年になる」とまでいわれるこの最新技術。特にECの世界に大きなインパクトを与えると予想されます。はたして、チャットbotはECをどう変えていくのでしょうか。

渡邊徹則[著]

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公開日:2016/06/01 08:00

「チャットbot」とは何か

 新しい言葉が出る度に覚えるのが億劫になりそうですが、「チャットbot」はそれほど難しい概念ではありません。「チャット」とは、その名の通り、コンピューター上で行われる会話のこと。LINEやメッセンジャーで「話す」ことがこれにあたります。そして「bot」とは、その語源が「Robot(ロボット)」であることからわかるように、さまざまなことを自動で行うプログラムのことです。すなわち「チャットbot」は、「自動で会話するロボット」ということになります。

 そしてこのチャットbotの登場は、インターネット、特にECの世界を根底から覆すインパクトを持つといわれています。一体何がどう変わるのか、具体的にシミューレーションしていくことにしましょう。

LINE公式アカウントはチャットbotの一種

 実はこのチャットbot、無意識のうちにすでに使っている人も多いはずです。それがLINEの公式アカウント(LINE@)。有名人が会話に答えてくれたり、割引クーポンが届いたりするあれです。LINE社は、「LINE ビジネスコネクト」として、このビジネス向けアカウントの普及を進めており、企業にとっては、顧客と繋がる新たなチャネルとして注目されています。

 代表的な成功例としては、ドミノ・ピザのアカウントが挙げられるでしょう。「LINEでピザが注文できる」を売りにした新しい仕組みは、公開から4ヶ月で1億円の売上を達成しました(参照)。サイト上で各種情報を入力するよりも手軽に注文できる仕組みがウケたと考えられます。

LINE_domino

 しかし現在可能なのは、決められた注文や簡単なメッセージのやり取りのみ。チャットbotの未来は、さらにその先を見ています。

著者プロフィール

渡邊徹則(ワタナベ テツノリ)

Version7代表。Webディレクター、コンサルタント、ライター。 ハドソン、Yahoo! Japan、SBIホールディングス、富士ゼロックスを経て独立。主にコミュニティ、ソーシャル、海外サービス、メディアなどが専門。 ver7.jp - sev...


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