ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に、日本や韓国、中国などの民間団体でつくる「国際連帯委員会」などが、旧日本軍の慰安婦に関する資料の登録を申請した。韓国の団体が1日、ソウルで会見して明らかにした。昨年、中国が申請した「南京大虐殺の記録」が登録されたことを機に、日本政府は国民感情を刺激する歴史文書の登録に反対しており、政治問題化する可能性がある。
会見などによると、国際連帯委は昨年、記憶遺産登録のため設立。日中韓3カ国のほか、フィリピン、インドネシア、東ティモール、オランダ、台湾といった元慰安婦の出身国・地域の支援団体が参加している。資料は旧日本軍や連合軍の公文書や裁判記録、元慰安婦の証言や絵など約2700件。「日本軍『慰安婦』の声」と名付けて、国際連帯委と、慰安婦の写真を提供した英ロンドンの「帝国戦争博物館」が共同で、5月31日に申請したという。
日本の団体のメンバーは朝日新聞の取材に「負の遺産である慰安婦の文書の保護・保全が目的だが、被害者にとっては記憶が消されず、次世代に伝えられるという意味を持つ」と話す。
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朝日新聞国際報道部
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