[PR]

 来春卒業する大学生・大学院生への大手企業の採用選考が1日、「解禁」された。面接などの採用選考は経団連の指針の見直しで昨年より2カ月前倒しとなり、今年の就職活動は「短期決戦」。学生に有利な売り手市場の中、さらに企業が選考を早める動きもあり、慌ただしい就職戦線となっている。

 1日朝、大阪・梅田ではリクルートスーツで面接に向かう学生の姿が目立った。大手銀行の1次面接に向かう女子大学生(22)は「期間が長いとだらだらしちゃうから、短くなって良かった。でも、エントリーシートの提出が重なって、1社にかけられる時間は少なかった」と話す。

 昨年の採用選考は8月解禁だったが、「就活の長期化につながる」などと批判され、経団連は6月解禁に繰り上げた。会社説明会は昨年と同じ3月解禁で、学生の就活期間が短くなった。立命館大の就職支援担当は「今年は企業の動き出しが早く、すでに選考が進んでいる学生もいる。一方で学生は企業研究が十分できていない傾向もあり、雇用のミスマッチが起きる恐れがある」と危惧する。