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2016.05.15
香取慎吾の顔変形か 歯の異常放置が原因?抜け歯で顔のエラ膨張や完治困難の危険も
文=林晋哉/歯科医師
側頭筋
咬筋
偏った噛み方も筋肉の発達だけで済んでいるうちに是正し、抜けた歯の治療と共に正しい噛み方のリハビリを施せば、やがて力こぶもなくなり顔の変形も元に戻りますが、骨の変形にまで及ぶと完全に元に戻すのは困難になります。
香取さんの場合は、食事の時の左噛みばかりでなく、食事以外の時にも奥歯をギュっと噛みしめる噛み癖も見られましたので、その癖も治す必要があると気になっていました。その後、右の奥歯の治療はしたようですが、奥歯で噛みしめる癖は治っていませんでした。おそらく、彼を治療した歯科医は噛み癖に気づかなかったか、その是正の重要性を理解していないのだと思います。
抜けた歯をインプラントや入れ歯で補えば歯の数は揃いますが、長い間の片噛みで付いた悪い噛み方を是正するリハビリと、左右の歯で軽やかに噛むための微調整が必要になります。正しい咀嚼筋の使い方が顔の変形も防ぐのです。
歯科治療は、かぶせ物や入れ歯を入れたら終わりではなく、正しく噛めるようになることが本来の目的です。歯の治療だけではなく、噛み方や噛み癖の是正までできる歯科医を選ぶことが、本来の顔貌と全身の健康を守るうえでとても大切です。
(文=林晋哉/歯科医師)
●林 晋哉(歯科医師)
1962年東京生まれ、88年日本大学歯学部卒業、勤務医を経て94年林歯科を開業(歯科医療研究センターを併設)、2014年千代田区平河町に診療所を移転。「自分が受けたい歯科治療」を追求し実践しています。著書は『いい歯医者 悪い歯医者』(講談社+α文庫)、『子どもの歯並びと噛み合わせはこうして育てる』(祥伝社)、『歯医者の言いなりになるな! 正しい歯科治療とインプラントの危険性』(新書判) 、『歯科医は今日も、やりたい放題』(三五館)など多数。
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