新社長の竹増氏 東南アジア進出を加速
大手コンビニエンスストアチェーン、ローソンの新社長に1日付で就任した竹増貞信氏(46)は毎日新聞のインタビューに応え、東南アジアを中心に海外進出を加速させる方針を明らかにした。筆頭株主の三菱商事との関係をさらに強化し、その海外ビジネス網を活用する考えも示した。
ローソンの海外店舗数は中国を中心に約800店。世界各地で約4万店を展開するセブン−イレブン、台湾を中心に約6000店のファミリーマートのライバル2社と比較すると大きく出遅れている。日本のコンビニはアジアで浸透しており、新興国の消費を取り込むため、海外進出が課題となっている。
三菱商事出身の竹増氏は、三菱商事との協業を一層進めるとの立場。海外進出についても「特に東南アジアでは三菱商事の現地の経営資源を活用したい」と述べた。具体的な進出地域や目標店舗数は明らかにしなかった。
一方、国内で1万8650店(4月末現在)を展開し、1店舗の1日当たりの売上高でも業界首位のセブン−イレブン・ジャパン、今年9月にサークルKサンクスとの経営統合で店舗数でセブンに並ぶファミリーマートに対し、1万2437店(同)のローソンがどう対抗するかも課題となっている。
竹増氏は「今年度は1200店を新たに出店する予定だ」と述べ、積極的に出店を進める方針。ただ、「規模拡大より既存店の質の向上のほうが大事」とも述べ、単なる店舗数拡大に終わらせない考えを示した。【浜中慎哉】