ロシア外相「日本は第2次大戦の結果認めるべき」
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ロシアのラブロフ外相は、北方領土問題を含む平和条約の締結に向けた日本との交渉を巡って、「第2次世界大戦の結果を認めることなしに、領土問題の解決について話し合うのは不可能だ」と述べ、先の大戦の結果、北方領土はロシア領になったと日本側が認めることが交渉の前提だという考えを強調しました。
ロシアのラブロフ外相は、31日、ロシアの新聞「コムソモリスカヤ・プラウダ」のインタビューに応じ、なぜロシアが日本に北方領土を渡さなければならないのかという質問に対して、「島々は渡さないし、平和条約も頼んだりしない」と述べ、ロシア側からは譲歩しないとする立場を示しました。その一方で、平和条約の締結後に色丹島と歯舞群島を引き渡すことが明記された60年前の日ソ共同宣言については、「ロシアは、ソビエトが負ったすべての義務に忠実だ」と述べました。
ただ、ラブロフ外相は「第2次世界大戦の結果を認めることなしに、互いに受け入れられる形で領土問題の解決について話し合うのは不可能だ」と述べ、先の大戦の結果、北方領土はロシア領になったと日本側が認めることが交渉の前提だという考えを強調しました。
また、先月の日ロ首脳会談のあと、安倍総理大臣が記者団に対し、新しいアプローチで交渉を進めると述べたことについては、新しい内容はないとしたうえで、これまで協議してきたように、経済などあらゆる分野での関係強化が不可欠だという認識を示しました。
ただ、ラブロフ外相は「第2次世界大戦の結果を認めることなしに、互いに受け入れられる形で領土問題の解決について話し合うのは不可能だ」と述べ、先の大戦の結果、北方領土はロシア領になったと日本側が認めることが交渉の前提だという考えを強調しました。
また、先月の日ロ首脳会談のあと、安倍総理大臣が記者団に対し、新しいアプローチで交渉を進めると述べたことについては、新しい内容はないとしたうえで、これまで協議してきたように、経済などあらゆる分野での関係強化が不可欠だという認識を示しました。