読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

ダブルキャストという狂ったゲームの感想 萌え~からの超怖え~

ゲームの話 修正版 愛すべきゲーム 心のゲーム 良く読まれています

レトロゲーム販売 通販ショップの駿河屋

表紙イラストで引っ張ってからの包丁ザックリ

 

f:id:retogenofu:20160426153105j:plain

[可愛いイメージの中にある狂気がたまらない トラウマ確定ジェノサイド!!]

[ダブルキャスト  SCE  プレイステーション]

1998年発売  ジャンル サウンドノベル  参考価格350円

 

記事のネタバレ度 高め

攻略に必要なプレイ時間  30時間

このゲームに対する世間の評価 最初はかわいらしいゲームなのかと思いました

どんな人におすすめ? 濃厚なサスペンスドラマが好きなら ご馳走です

ゲームアーカイブスで配信無し

 

 

人間というのは、不思議な物で

興味のない物でも、いったん集め始めると止まらなくなるそうですね。

 

今まで捨てていた紙袋なんかも

いったん集め始めると捨てることは出来ませんよね。

  

それは、物だけとは限らないんです。

 

 

そんな今回の、エンディング画面を集めるという中毒性が最高

ダブルキャストの感想です(*’▽’)

 

 

 

ダブルキャストとはどんなレトロゲーム?

 

このダブルキャストですが

1998年にSCEから発売された

プレイステーション用のサウンドノベル作品でした。

 

ゲームのあらすじは

大学の映画研究部に所属している主人公が

自分の名前以外の記憶を失っている美少女と接しながら、

彼女の秘密を解き明かすと共に

隠された真実へと近づいていく…こんなあらすじでした。

 

ゲームの目的は

主人公となりまして

自分好みの選択肢を選びながら

自分だけのドラマを体験していくのが目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなサウンドノベル形式のアドベンチャーゲームで

似たタイプのゲームで言いますと

「かまいたちの夜」や「ひぐらしのなく頃に」に似た作品でしたね。

 

このダブルキャストですが

[やるドラシリーズ]の記念すべきトップバッターで

[やるドラ]というのは、

自分でドラマをヤルという意味です。

 

つまり、自分が好きな様に

ドラマのストーリーを決められるんです。

 

「私だったらここでヒロインを抱き締めるのに」とか

 

「包丁を持った犯人に出会ったら、普通は逃げるでしょ」とか

 

自分の好きなストーリーを体験できるのが素晴らしい所です。

 

 

今までのサウンドノベルというのは

文字とサウンドだけで表現していた作品が多い中で

 

今回のダブルキャストに関していえば

「もはやこれは、アニメを見ているのでは」という凄さがありました。

 

自分が選んだ選択肢ごとに

新しいストーリーのアニメが始まる訳ですから

「ゲームもここまで来たんだな…」なんて衝撃でしたね。

 

入り口は1つなのに

ゴールは無数にあって

 

そのストーリーごとに

異なったアニメーションを見る事が出来る

 

主題歌の「Door」も最高で

いつまでも聴いていたいですし

 

何時間でも、何十時間でも楽しめる作品なのでした(^◇^) 

 

 

 

ダブルキャストの感想でもあり レビューでもあり

 

[パッケージ詐欺とはこのゲームの事でしょうね]

 

このゲームですが

パッケージを見たときに真っ先に思う事は

「これって恋愛シミュレーションなのかな?」だと思います。

 

可愛らしい女の子が

パッケージに写っていますので

「可愛い女の子との、ラブラブ生活を楽しむのかな」と思うのは

当たり前だと思います

 

 

しかし、このゲームの凄い所は

完全にパッケージ詐欺の所でしたね。 

 

 

パッケージを見た瞬間は

大抵の人は恋愛要素が強めの作品だと思います。

 

しかし、いざプレイしてみると

ゲームに流れる雰囲気が

恋愛シミュレーションのそれとは、全然違うんです。

(このゲームのキャラクターデザインは、機動戦艦ナデシコのイラストの人ですから。どうしても、萌え要素が強めの作品だと思う訳です。私もそう思っていました。)

 

 

今作のダブルキャストが

どんなのゲームなのかと聞かれれば

 

ミステリー要素がかなり強めの、真っ暗闇を進む様な作品でした。

 

ここで思い出してほしいのが

パッケージを見て購入した人の数多くは

「スウィートでラブラブな、恋愛ゲーム」を期待していたと思います。

 

しかし、ゲームの中に入ってしまうと

ミステリー要素が強めの、ホラーチックなアドベンチャー。

 

「このチョコレート、甘そうだな」からの

「カカオ86%の激苦チョコレートかい!!」こんなギャップがありました。

 

 

しかしここで諦める私ではありません。

 

かまいたちの夜を

ヘッドホンを付けてプレイして

全く眠れなくなった過去もありましたが

 

この頃は、ホラーゲームも大好きになっていましたので

大好物に進化していました。

 

そんなこんなで

怖いながらも頑張ってプレイしていると

 

知らず知らずの内に

ゲームに流れる不気味さが心地良くなり

 

自然とダブルキャストの世界に

引きずりこまれて行きましたね。

 

そして気づいたら

朝までコントローラーを握って眠っている。

 

そんな、「カカオ86%のチョコレートも、意外と美味しいな」と思える

パッケージ詐欺だったとしても

結果的には大満足の作品なのでした(*´з`)

 

 

 

[エンディング画面を集めるという 新たなゲームのシステムに脱帽]

 

このダブルキャストというゲームですが

最大の特徴は

二転三転する濃厚なストーリーだと思います。

 

自分が選んだ選択が

そのままストーリーの結果に直結しますので

 

「このストーリーは、どんな結末なのかな?」

 

「あえて、この危ない選択を選んでみようかな?」

 

こんな無数のストーリーを楽しむことが出来ました。

 

 

その結果が

エンディングを集めるという

新たなゲームの楽しさを教えてくれました。

 

「このゲームを最後まで遊んで本当に良かった!!」 と思える

数少ないハッピーエンド

 

「こんなゲームなんて二度と遊びたくない!!」と思うほどの

陰惨な「ジェノサイド編」のバットエンド

 

それはもう、沢山の数のエンディングが用意されています。

 

そんなエンディング達を埋めていくのが

本当に楽しいゲームでした。

 

 

「完成度30%か···別に最後まで埋めなくても良いかな」ですが

 

「あれ完成度50%まで伸びた···う~ん、暇な時でも埋めるかな」となり

 

「完成度99%か~よし、全部埋めるまで絶対に寝ないぞ!!」なんて

 

自分の努力が、そのまま数値化されるのも楽しかったです。

 

 

濃厚なストーリーを楽しむのが半分

 

エンディング画面の図鑑を埋めるために

必死に頑張る半分でしたね。

 

 

これ以降のアドベンチャーゲームでは

図鑑を埋めるのが当たり前になって行きましたが

当時としては、かなり斬新なシステムだったとおもいますので

 

未だに心の中に

名作ゲームとして君臨し続けているのかも知れませんね。

 

このゲームは

攻略方法を一切調べない方が楽しめますので

遊ぶ時は、自力で埋めてみてはいかがでしょうか(*´Д`)

 

 

 

ダブルキャストのまとめ

【中古】 PS ダブルキャスト
価格:280円(税込、送料別)


 


 

 

このゲームですが、

パッケージの可愛い印象から

敬遠されがちな作品だったと思います。

 

ギャルゲーが好きならば

「苦いゲームは嫌い」と早々に積みゲーになりますし、

 

ホラーチックなゲームが好きなら

「ギャルゲーは怖くないでしょ」と

ゲームを手にする事すら無かったと思います。

 

ですので、今の時代にこそ

この素晴らしい作品を味わってみてはいかがでしょうか。

 

プレイステーションでも楽しめますし

PSPでもリメイク版が発売されていますので

興味のある方はこの機会にレッツチャレンジ(/ω\)

 

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

学生時代の

甘酸っぱい青春を体験できるのかと思いきや

 

真っ暗闇を進んでいくような

何とも言えない不気味さを味合わされる

 

そんなプレイステーションを代表する

トラウマ確定ゲームですからね

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ただ暗いだけでは無く

ゲームのストーリーも素晴らしいですので

アドベンチャーゲームとしてもトップクラスです

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

こんなにも凄いゲームを体験しないのは

絶対にダメですね!!

 

 

そんな今回の、可愛らしいイラストで引っ張っておいて 包丁ざっくり

ダブルキャストの感想でした(*^▽^*)