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【北海道男児不明】
捜索4日目 現場近くで熊のふん ハンターも加わり120人態勢で林道、ダムなど捜索
北海道警と消防は31日朝、北海道七飯(ななえ)町の林道で両親からしつけとして車を降ろされ、28日午後から行方不明になっている小学2年、田野岡大和君(7)=北斗市=の捜索を再開した。捜索は4日目となり、道警などは発見を急ぐ。
消防によると、両親は、田野岡君を車から降ろした現場の北西にそびえる北海道駒ケ岳の裾野の捜索を要望したといい、31日は現場から4~5キロ範囲の裾野にある林道や砂防ダムを重点的に捜した。捜索は約120人態勢で、30日の捜索中に現場近くを通るJR函館線の線路周辺で熊のふんが見つかったため、地元のハンター2人も加わった。
現場に集合した消防隊員らは31日午前6時半ごろ、熊よけの鈴を響かせながら出発。林道や線路に沿って、茂みをかき分けながら田野岡君の姿を捜した。親族や知人も連日捜索に加わり、親戚だという男性は「早く見つかってほしい。それだけです」と焦りを募らせた。