韓国 加湿器の殺菌剤問題 製造企業の元社長ら起訴
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韓国で、加湿器に使う殺菌剤に含まれていた有害物質が原因で多くの乳幼児や母親などが死亡した問題を巡り、韓国の検察は、殺菌剤を製造した企業の元社長ら4人を業務上過失致死などの罪で起訴しました。
この問題は、韓国で2001年から2011年にかけて販売された加湿器用の複数の殺菌剤に有害な化学物質が含まれていたもので、多くの乳幼児や母親などが吸い込み、政府はこれまでに95人が死亡したとしています。
韓国の検察は31日、イギリスに本社がある日用品メーカー「オキシー・レキット・ベンキーザー」の韓国法人のシン・ヒョンウ(申鉉宇)元社長や、元幹部2人、それに、すでに廃業した別の殺菌剤メーカーの元社長の合わせて4人を、原料の安全性を検査せずに殺菌剤を製造、販売したとして、業務上過失致死などの罪で起訴しました。
韓国の検察は、今回起訴された4人のほかにも殺菌剤を販売した企業の責任者などへの捜査を続けており、今後、さらに多くの企業関係者が刑事責任を問われる可能性も指摘されています。
韓国では、この問題について、おととし南部で旅客船が沈没し多数の犠牲者が出た事故に続き、市民の命を著しく軽視したものだとの批判が出ており、韓国の野党3党からは政府の責任も問うべきだという声も出て、大きな社会問題になっています。
韓国の検察は31日、イギリスに本社がある日用品メーカー「オキシー・レキット・ベンキーザー」の韓国法人のシン・ヒョンウ(申鉉宇)元社長や、元幹部2人、それに、すでに廃業した別の殺菌剤メーカーの元社長の合わせて4人を、原料の安全性を検査せずに殺菌剤を製造、販売したとして、業務上過失致死などの罪で起訴しました。
韓国の検察は、今回起訴された4人のほかにも殺菌剤を販売した企業の責任者などへの捜査を続けており、今後、さらに多くの企業関係者が刑事責任を問われる可能性も指摘されています。
韓国では、この問題について、おととし南部で旅客船が沈没し多数の犠牲者が出た事故に続き、市民の命を著しく軽視したものだとの批判が出ており、韓国の野党3党からは政府の責任も問うべきだという声も出て、大きな社会問題になっています。