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最終更新:2016年5月31日(火) 15時20分

元慰安婦支援財団の設立準備委員会が発足

 いわゆる従軍慰安婦問題の最終決着に向けて、韓国人元慰安婦を支援する財団の設立準備委員会が発足しました。

 財団設立のための準備委員会は31日、初会合を開き、元慰安婦への支援内容や財団の方向性などを話し合いました。委員会は、6月末までの財団設立を目指します。

 「(元慰安婦)一人一人の名誉と尊厳の回復と、心の傷を癒やすよう支援するのが、財団事業の大きな方向性です」(財団設立準備委 金兌玄(キム・テヒョン)委員長)

 日韓両政府は、昨年末、韓国が設立する財団に日本が10億円を拠出することを決め、慰安婦問題解決の「最終的な合意」だと発表しました。

 しかし、委員会の会場前では学生が抗議集会を開くなど、日韓合意に反対する声が根強いほか、日本大使館前の少女像の撤去のめども立っておらず、財団スタートまでには紆余曲折も予想されます。(31日14:04)

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