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最終更新:2016年5月31日(火) 16時21分

北朝鮮がミサイル発射“失敗” 「ムスダン」か

 北朝鮮は31日の朝早く、弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体を発射しましたが、失敗しました。

 韓国国防省によりますと、北朝鮮は、31日午前5時20分ごろ、日本海沿いの元山(ウォンサン)付近から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体1発の発射を試みましたが、失敗しました。

 「ミサイル1発の発射を試みましたが、現在、軍は失敗したと推定しています」(韓国軍合同参謀本部の会見)

 軍の関係者は、「発射の数秒後に爆発した」と話しています。ムスダンの射程は2500キロから4000キロほどで、日本列島の全域に加えて、アメリカ軍の基地があるグアムにも到達するとされています。

 北朝鮮は、先月にも「ムスダン」とみられる飛翔体を3度発射していますが、発射直後に爆発するなどして、いずれも失敗していました。韓国軍は、北朝鮮が再び発射する可能性もあるとみて警戒を強めています。

 「(北朝鮮による)弾道ミサイルの発射は、国際社会に対する重大な挑発行為であり、断じて容認することはできません」(岸田文雄外相)

 また中谷防衛大臣は、今後も弾道ミサイルの発射が行われる可能性は否定できないとしたうえで、「引き続き緊張感を持ちながら北朝鮮の動向を注視していく」と述べました。(31日13:36)

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