記事詳細
【北朝鮮情勢】
「ムスダン発射」再び失敗か 4発目「エンジンに根本的な欠陥」
北朝鮮は金日成(キム・イルソン)主席生誕記念日の4月15日に初めてムスダンを試射したものの発射直後に空中爆発したほか、同28日にもムスダンの発射を2回試みたがいずれも失敗している。ムスダンは旧ソ連製の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を改良したもので、聯合ニュースは「エンジンに根本的な欠陥がある」との見方を伝えた。
韓国軍は、北朝鮮がミサイルの追加発射や核実験などを強行する可能性もあるとみて、警戒・監視を続けている。
日本全域のほか米グアムも射程に収めるムスダンは移動式弾道ミサイルで、発射の位置や兆候を事前に把握するのが困難とされる。北朝鮮は発射実験を行わないまま、2007年に実戦配備したとみられている。