昔はよく好きで読んでたんですけど、今はなるべくアイドル関連でまとめサイト見ないようにしようと思ってて。最初はすごい心が平穏でいられたんですけど、途端に度を越した情弱になってしまいまして。
元々メンバーへの接触にはひとっつも興味ないし、AKB劇場含め生観戦もほとんどない(というかど田舎だから接触しようがない)僕なんで、これから書くことは自分の脳内ソースだし、「こいつは何もわかってない」みたいな感じで取り扱っていただければと思います。
今日31日からAKB総選挙の投票も始まりますし、ストレスと不安で精神的な負担もマッハだと思いますので、ここは僕がサンドバック役を買って出たいと思いますし、今日限りヒールターンすることで僕の向こう側=AKBGのメンバーやファンの皆さまへの声援が集まって盛り上がるならばそれも役割だと思います。(棚橋弘至さんの著書を片手に持ちながら)
で、どうやら最近
なんかAKBファンの皆さん激おこらしいんですけど実際どうなんですか?僕2chもまとめサイトも見てないんで(2回目)ぶっちゃけこのAKBファンの声が実際あるのかねつ造なのかわからんのですが。
っていうのも別の記事では、「世間のしらけモードを代弁」なんていわれたりして
→AKB48総選挙ガイドブック発売にファンの熱狂増すも、世間のシラケムードを大島優子が代弁し波紋を呼ぶ|おたぽる
一応フォローしておくと、モバイルサイト会員とかCD以外にも投票できる手段いっぱいあってしかもCD一枚より安かったりなんで、CD以上に票数伸びてるのはそれが理由なんですけど
AKB48 45thシングル 選抜総選挙で
— 古畑奈和 (@alto_nao) 2016年5月27日
CDを購入して投票権を得る以外の情報を
私なりにまとめてみました。
興味のある方はお時間のある時にでも
読んで下さると嬉しいです。
いよいよ、始まる、ドキドキ pic.twitter.com/Vpg6g7r6HA
もはや崩壊した「総選挙の目的」
ただもう、こういう盛り下がりは仕方ないんじゃないかなあと思うわけですよ。
去年の票数見たって
第1位 指原莉乃 194,049票
第2位 柏木由紀 167,183票
第3位 渡辺麻友 165,789票
第4位 高橋みなみ 137,252票 (卒業)
第5位 松井珠理奈 105,289票
第6位 山本彩 97,866票
第7位 宮脇咲良 81,422票
例えば指原さん柏木さんの票差2万7千票ってどれくらいかというと、第22位の木崎ゆりあさんでようやく26,994票。つまり現状2位3位につけてるまゆゆきりん軍勢は去年の死ぬ気のがんばりを維持しながら、普通なら0から22位まで行ける分の票数をさらに伸ばさなきゃいけない。
で指原さんと松井さん山本さんの票差が10万ちょい、って考えるとつまりですよ。SKE・NMBのグループで一番人気がある人の票数2倍で指原さんとようやく同じくらい。こんなの誰ががんばるかよって話じゃないですか本来。
建前としては、アンダーガールズ等カップリングを歌うメンバーを決める、即ち「なかなか日が当たらないメンバー」にチャンスをってのがあって。でもそんなの、総選挙のことなんか翌日のめざましかZIPでしか見ない一般ピープルには興味ないっすよね。(去年Mステで毎週のように「ハロウィンナイト」やってそのうちネタ切れしたのかマジックまでやり始めたのにうんざりして「一回くらい兒玉さん須田さんたちでカップリング歌わせてやれや」って思った人僕だけじゃないはず)
というかそもそもカップリング選んでもらって披露の場すらないってことは、その建前すら崩壊してるんですけども。
昨年の総選挙でセンターになった楽曲を一度も披露できず、悔しさに涙する斉藤真木子#TBSチャンネル1 #ゼロポジ生放送 pic.twitter.com/evdOUa7Jrk
— とむ (@tom_mentary) 2016年5月28日
そもそも昔、100票ちょいで順番ごろっと入れ替わる時期なんかは亜美菜ちやんとか干されまくってたメンバーが突然上位に来るカタルシスもあったんですけど。冷静に考えて当時から「運営が思い描いてなかった成功者」への扱いひどすぎで(初回8位の人がMVで2.5秒しか映んないとかさ)でも、今回センターの向井地さん、遡れば島崎さんや横山さんだって順位すげー良いわけじゃないんです。ここはもう総選挙なんて無視の「運営の都合」で、どうせ順位は後付なんですけどね。ここがそもそも総選挙が冷めちゃう要因。
追加で何ですけど発表される一番低い第80位でもう13,116票でしょ?そんなもん本気で日が当たってないどうにもこうにもな人を押し上げるには厳しすぎない?ちなみにその80位は本村 碧唯さん(HKT48)は今年4月のシングルで選抜落ちしてます。選挙圏外で選抜入った人プレッシャーだなー(棒)
なんでもうランクインして、壇上でいかに印象残ってかつ「堕ちた」人たちを嫌な気持ちにさせずサッと帰れるか、かつてのレッドカーペットもびっくりな一発ギャグ大会にしかなってないんですよね。
地方ごとのリソース奪い合い合戦=総選挙
で、ランクインしても特別出番が増えるわけでもなく、曲すら披露する場が無い中、よっぽど上位に行くには日当りのいいところに推され続けないと絶望的で、もう正直総選挙の意味って個人単位ではなくなってるんじゃないかなと。
その点、数年前からAKB総選挙で「どのグループが勢いあるか」っていう地方対抗戦みたいな煽りが起こったことがきっかけで、総選挙の順位枠を議席になぞらえて「SKEが最大与党」とか騒ぐようになったのは正当進化かなと。
とここに「干された」人がいて、どうにかしたいってなったときにファンは総選挙がんばるのもそうだけど、現実としてはその子が所属するグループを多くランクインさせて、グループ全体の活躍の場を上げることでワンチャン・・・という壮絶遠回りルート。
じゃあ「グループの活躍の機会」って考えると必要不可欠なものが一つあって、それは曲ですよね。で現状AKBGは秋元さんが全部プロデュースしてると。ただ思い返せば秋元さんは48グループ5組+海外グループ、乃木坂欅坂。これらはシングルとカップリングだけじゃなく公演のセットリスト全曲つくるんですよね。そしてその他の楽曲提供、と書くだけでお忙しい。作詞以外にもやることある訳で。
だから、今の総選挙の本質は「秋元康先生が持ってるリソースの配分の奪い合い」という事に他ならないんじゃないかと。
本店若手が伸びない理由
んで、
AKB若手メンバー参加姿勢、一生懸命さが足りない。HKTや乃木坂を見習って欲しい
— スクランブルエッグ編集長 (@s_egg) 2016年5月29日
→そのような話をよく聞きます、残念ですが今後そのような話が出ないようにしたいと思います。
現状HKTと乃木坂が相対的に元気っぽいのは、こういうリソースが限られてる中多く配分を勝ち取って結果が出てるからですよねはっきり言って。他グループと出番の数と比較しても。
で、48グループ及び46の露出の仕方ってもう正直固まってきたかなって思ってて、
- 歌番組(グループ単位)
- 情報番組、ワイドショー(グループ単位のライブやリリース時期のMV、もしくは個人単位)
- テレビ、ラジオの冠番組(グループ単位、個人単位)
- 青年、男性向け雑誌のグラビア(MAX6~7人)
- 女性向けファッション雑誌(個人)
で、昔は「事務所のごり押し」って言われたような事務所所属メンバー(今は一括でAKSなどの事務所にみんな入る)や推されメンは、この5つ以外のところの出番(普通のバラエティとか舞台とか)もとたんに増えてくるのが特徴かなと。
今一番注目が集まるメンバーってどう考えても指原さんで、その指原さんはHKTの支配人業務もある、指原さんに注目が集まることで、その引き出しにあるHKT48全体に注目が集まるのは当然。内藤哲也さんの言葉を借りると「1番絡むとオイシイ」のが指原さんで。
あと乃木坂がここまで力伸ばせたのも、小嶋さん篠田さん板野さん島崎さん以降の、「ドルヲタ」以外の層の支持を得やすい5番の露出方法を確立できたことがデカイんじゃないかと。「アイドルにハマるとかマジキモいけど、乃木坂は別だな」みたいな感じでしょうか。Perfume現象というかモモノフの差別意識に近いというか。
上4つが普段配分されるパイなら、指原さん乃木坂は「新しいパイ」を持ってこれてると言えるわけですが。
ただ、さっきの日の当たらない子の例えでいうと、上記の「元々抱えてる」露出の仕方で名前を売ることが叶わない人たちじゃないですか。 僕が内心思ってるのは、これを総選挙の議席数でもって「勢いがある!」って配分率上げようとしても、この「露出パターンという資源」の48G全体の取り分が減ってたら意味ないですよねこれ。
一番悲惨なのは秋葉原で。、各支店が単独で出番がある中、AKB本店はグループ全体の選抜という設定になっている。という事は同じタイミングでデビューしても支店の子は「支店枠の露出」と「AKB全体枠の露出」と二倍のチャンスがある一方、AKB本店の子は他の全グループメンバーと枠を争うわけだから、本店若手って「支店で露出の機会に恵まれた人気メンバー」といきなり枠を争わなきゃならない。すると、本当に「次世代エース」の期待が持てる1~2人だけしか抜擢できず、しかもそのメンツが安定しないという地獄なわけで。
世界で僕しか言わない欅坂DIS
で、すごい危機感あるのは、欅坂「サイレントマジョリティー」がバズってるんですけど、楽曲はともかく振付とか編成の見せ方とかはっきり言ってAKBGの 方法論まんまですよね。新しいパイを全く増やせてない。
この方法論の最大の問題点は、単体ならともかくグループで出る場合、よっぽどメンバー全員の個性が無ければぼんやりメンバーをスイッチして映すだけで、前後のトーク等をよっぽど工夫しないとメンバーの大多数がセンターのバックダンサ―以下の価値しか出せないことで、Mステだけで平手さん以外もサクサク覚えられる人はそう居ないんじゃないかと。
で、CDの売り方もAKBGを踏襲するとなると、上記5つの露出法で平手さん以外売っていかないと握手会売れないじゃないですか。だから今まで同様週刊誌のグラビアとかモデルとか、そういうところで欅坂メンバーを登用していく必要がある。
そうやって欅坂が勢い伸ばすと一番被害来るのは誰か。どう考えても、相対的に人気のないグループのメンバーが載る分を回さざるを得ないですよね。
僕が以前言った、「サイレントマジョリティー最高 ただし歌詞を除いて」の件はここに集約されるんですよね。
歌詞で「大人たちに支配されるな」って言われても、人間なんだから食ってかなきゃ仕方ないんだし、自分の夢や目標はその居場所がなきゃチャレンジすら出来ない。
言葉汚いですけど「じゃあ私がてめえら運営の指図に逆らって、自己主張強めてもお仕事くれんのかよゴルァ!」ってことなんですよ。絶対そんなわけないでしょ。デビュー曲の時点で歌詞の論理とグループ経営上やってることが矛盾してるんですよ。それが気持ち悪い。
グループのメンバーの個性がないとかおとなしいとか、歌詞の意味に隠す前にアイドルグループを売り出していく自分自身をちゃんと見つめ直せってことですかねー
今後も繰り返し言いますが、上記5つの露出手段以外を開拓して、「パイの増産」を進めないことには今いるメンバーも成長しないし、本当はそれが握手会の売り上げの底上げとかメンバーの目標実現につながるんですけど、お偉いさんはいつまでたっても気付かないんですねぇ。昔はそれこそ「握手会」「総選挙」「じゃんけん大会」というワードそのものが既存のアイドルシーンにない道だったから話題にもなったし一般層への突破口になったんですけど。
まとめ
あれこれどっちかっていうとメンバー頑張れより運営頑張れって話じゃね?これ。
とまあまとめます。
・現状総選挙は指原さん一強を崩すのは、去年の倍近く「まーた秋元に金を貢いでるのか」的冷笑に耐えながら人間性(と財産)捧げないと不可能
・メンバーがランクインしたからといって、仕事量や待遇はぶっちゃけ「運営が思い描く戦略に沿っているか」で決まるため、どうにもこうにもなメンバーが高順位に行ったところで何が変わるかは不明
・グループごとの対抗戦という側面で見てもどのみち48グループ全体の注目度が下がってる中、単に内輪揉めになって疲弊するだけ
・「総選挙」がもう一般化してきて注目されてないし、そもそも48グループより46のほうがバズってる状況
と、自分で書いてても詰んでる感じですが。
一個だけ突破口があるとすれば、それこそ「恋するフォーチュンクッキー」「365日の紙飛行機」「サイレントマジョリティー」級の曲を用意すること。
指原さん大好きな秋元先生(要出典)だから、一位になった日には気合入れて露出を増やしてくれそう、ってことは指原さんの横とか後ろとかで「選抜入りしたうまみ」が増えるかなと思います。もうそれ狙いしか無いですねはっきり言って。
というわけで、皆さん総選挙がんばりましょう。僕は、
「昨年16位にランクイン」
「史上初の四階級制覇」
「みんなが待ち望んだはずの本店若手唯一の選抜入り」
「にもかかわらず方々から「ごり押し」だの「キャラがつまんない」だの「親族票」だの非難轟轟」
「そのうえ地上波中継の尺つなぎのため露骨に質問増やされ、結果予定以上にスピーチし死ぬほど叩かれる」
「そんな苦境に負けずCM2本勝ち取り、しかも1本は一般層にもそこそこ話題になる」
「にもかかわらず選挙曲以降選抜を外される」
「今年の選挙公式ガイドブックでは、大注目メンバーとして指原・渡辺・山本らと並んで特集されたのに、表紙どころか背表紙にすら映ってない」
というドラマチック(棒)な一年を過ごした武藤十夢さんに何票かは入れます。
あとはあれだ。「日に当たらないメンバー」が多い、格差が広がってるのはメンバーのさぼりだけでなく「大人たちのさぼり」もでかいと思いますよ、ってかもう日当り良いところ満杯なんだから置くところ増やすとかがんばろうよ。