日本テレビはこの夏、急遽新人アナの追加募集を行った。理由は、その直前に一人の女子アナが「内定取り消し」を受けたからだった。ミス東洋英和の身に何があったのか。本人が初めて真相を語る。
私は日テレを訴えます
前代未聞の裁判が始まろうとしている。
原告は現役女子大生。朝ドラ『花子とアン』でも注目を集めた東洋英和女学院大学の4年生だ。
そして被告は、日本テレビ放送網株式会社。今年も視聴率3冠を独走する、民放キー局の日テレである。
原告女子大生が10月9日に裁判所に提出した訴状によると、この裁判の目的はこう書かれている。
〈原告が被告に対し、労働契約上の権利を有する地位にあることを確認する〉
これは一体、どういう意味なのか。原告側の代理人を務める緒方延泰弁護士が説明する。
「原告は、来年('15年)の4月1日付で日本テレビに就職する予定の、いわゆる『採用内定者』でした。ところが、日本テレビ側は今年5月28日付の『内定取消通知書』をもって、一方的にその採用内定を取り消したのです。
その日本テレビの行為を不服として、原告は『来年日本テレビに入社する権利がある』ことを確認する訴訟提起をしたのです」
つまり、一度は日テレに内定をもらっていた女子大生が、その内定を取り消されたため、裁判を起こしたというわけだ。
訴状には、原告についてこう書かれている。
〈平成25年9月12日に、被告から、平成27年度採用にかかる被告アナウンサー職の採用内定を受けた〉
つまりこの原告、笹崎里菜さん(22歳)は、日テレからアナウンサーとして内定を受けた、「女子アナの卵」なのである。
入社予定だった女子アナがテレビ局を訴える—そんな話はこれまで聞いたことがなく、この裁判が今後、世間の注目を集めることは間違いない。
笹崎さんの存在は、「女子アナ通」の間ではすでによく知られている。女子アナウォッチャーが言う。
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