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IBM「Watson」はワトソン医師になれるか
「Watson」と聞いて、何を思いつくだろうか。探偵小説好きの私は、少し前までは「初歩的なことだよ、ワトソン君」という感じで、コナン・ドイルの創作した名探偵シャーロック・ホームズの相棒、ジョン・ワトソン医師が真っ先に頭に浮かんできた。
しかし今や、ITproや日経コンピュータで仕事をしているせいか、最初に「IBM Watson」が浮かぶようになった。Watsonの特徴は、コグニティブ・コンピューティング能力だ。「人と同じように情報から学び、経験から学習する」と説明されている。サービスの提供形態としては、Watsonが分析処理したデータを基にソリューションを開発し、クラウドを基盤に顧客に提供するのが典型的なパターンとなる。
この辺りの説明は下記の記事に詳しいので、時間のある時に目を通していただきたい。(関連記事:[脳に挑む人工知能5]Watsonテクノロジーの全貌、IBMはなぜAIと呼ばないのか)、(関連記事:[脳に挑む人工知能20]Watsonに日本語をどう教えたか、舞台裏に迫る)、(関連記事:「Watsonでサイバー攻撃を自動防御」、日本IBMがセキュリティ戦略を発表)。
Watsonは医療に大いに役立つ
さて医療についてだが、実はWatson君も、ホームズの相棒と同じで医師のような働きをするようなのだ。先日、特定非営利活動法人医療福祉クラウド協会が主催する「MeWCAシンポジウム2016」で、そうした講演を拝聴した。講師は、日本IBM Watson事業部 Watsonソリューション担当理事の元木剛氏で、タイトルは「Watsonが拓く医療への応用と展望」である。
元木氏は、既に開発が進んでいる医療分野におけるWatsonを活用したソリューションを紹介した。様々な用途で、Watsonをベースにしたソリューションが既に利用されているのだ。
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