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【2018平昌五輪】
間に合うのか? メインスタジアムは今なお着工できず 私有地の44%は未買収 突貫工事でまたも手抜きか…
開催まであと1年9カ月を切ったというのに、平昌五輪では開・閉会式を実施するメインスタジアムがまだ着工もされていなかったというのだ。5月22日付の朝鮮日報(電子版)は「早ければ」という条件付きで6月末に始まると報じた。財政支出を抑えようとして事業計画が二転三転した杜撰さが影響し、着手がドンドン遅れた結果だ。開会式の予行演習のために来年9月までに完成させなければならない。猶予は1年2カ月。ところが、私有地の44%近くが買収できておらず、強制的な手段で接収すれば所有者などからの反発が予想されるという。突貫工事では逆に経費がかさむうえ、安全を軽視した、いい加減な工事で事故を招いたら、それこそ世界の笑いものになる。
平昌五輪では競技場12カ所のうち、6カ所が新設だが、事業計画や用地買収の遅れなどで工事の遅延が社会問題になっている。新設するメインスタジアムも15年1月に工事が始まるとされたが、建設場所の紆余曲折や、事業費の削減検討、設計の変更などの諸問題で着工時期が遅れた。
このため、当初計画から収容人員は4万人から3万5000人に減り、施設規模も縮小された。事業費は1477億ウォン(約130億円)で、国が558億ウォン、組織委が327億ウォンを拠出し、開催地の江原道は524億ウォンを支出しなければならない。
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