コンビニATM現金不正引き出しの疑い 男2人逮捕

コンビニATM現金不正引き出しの疑い 男2人逮捕
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偽造されたとみられるクレジットカードが全国のコンビニなどのATMで一斉に使われ14億円余りが不正に引き出された事件で、愛知県内の2か所のコンビニで合わせて120万円を引き出したとして、男2人が警察に逮捕されました。今回の事件での逮捕者は初めてで、警察当局は、現金の引き出し役が100人以上に上る可能性があるとみて特定を急いでいます。
今月15日、偽造されたとみられるクレジットカードが全国17の都府県のセブンイレブンなどにある「セブン銀行」のATMで一斉に使われ、およそ14億4000万円が不正に引き出されました。3時間近くの間におよそ1400台のATMが使われたことなどから、現金の引き出し役は100人以上に上る可能性があるとみられています。
この事件で、名古屋市北区と愛知県小牧市のセブンイレブンで2枚のカードを使い12回にわたって合わせて120万円を引き出したとして、警察は、いずれも28歳の作業員で、小牧市の中園竜男容疑者と春日井市の佐橋克哉容疑者を窃盗の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、2人とも容疑を認め、「知り合いから『アルバイトをしないか』と誘われクレジットカードを受け取った。数万円の報酬をもらった」と供述しているということです。また、使われたカードには、南アフリカとジンバブエのそれぞれ実在する男性のデータが記録されていたということです。
今回の事件での逮捕者は初めてで、各地の警察がカードの流通ルートや現金の引き出し役の特定を急いでいます。