福島県のニュース
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ホッキ貝漁 5年ぶり再開へ
原発事故のあと自粛されていた相馬地方特産のホッキ貝の漁が、来月から5年ぶりに再開されることが、31日、漁業者の会議で正式に決まりました。
県内の漁協の組合長による会議が31日、いわき市で開かれ、震災と原発事故のあと自粛されてきた相馬地方特産のホッキ貝の漁の再開について話し合われました。
会議では、県による検査で3年以上、放射性物質が検出されていないことに加え、海底のがれきの撤去も終わったとして、いわき市沖に続き、相馬市沖でも、ホッキ貝の漁が、来月から5年ぶりに試験的に再開されることが正式に決まりました。漁期は、6月2日から来年1月までです。
相馬地方では震災の前、地元特産の新鮮なホッキ貝をごはんとともに炊き込む郷土料理の「ホッキ飯」が飲食店や民宿などで提供され、人気でしたが、震災後は一部の店舗が、県外産の貝を使った料理を提供するにとどまっていました。
相馬市沖での漁の再開は、ホッキ飯づくりの本格的な復活につながり、観光客の誘致や地域の活性化につながると期待されています。
相馬双葉漁協の狩野一美副組合長は、「ホッキ貝を取れるようになり、漁業者も大変喜んでいる。これから観光客が増えることを期待している」と話していました。
05月31日 21時13分