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      汚染がれき巨大掃除機で吸引

      汚染がれき巨大掃除機で吸引

      5年前の事故で水素爆発した東京電力福島第一原子力発電所1号機で、最上階に散乱した細かいガレキを巨大な掃除機のような装置で吸い取る作業が始まり、東京電力は放射性物質が飛散しないよう慎重に作業を進めるとしています。
      福島第一原発1号機は5年前の事故で建屋が水素爆発し、現在も最上階には汚染された鉄骨やコンクリートが散乱していて、核燃料を取り出す上で大きな支障となっています。
      このため東京電力は、30日から散乱したがれきのうち比較的細かいものを吸引して撤去する作業を始めました。
      長さ13メートル、高さ5メートルあまりもある巨大な吸引装置がクレーンでつり下げられ、ここから延びたホースで20キロ程度までのガレキやチリを吸い取る仕組みです。
      東京電力は、この作業を7月いっぱいまで続けたうえで来年度中に大型のがれきの撤去に着手し、その下にあるプールに保管された核燃料の取り出しは4年後の平成32年度から始める計画です。
      一方で、3年前に3号機でがれきを撤去した際には周囲に放射性物質が飛散して大きな問題となったことから、1号機ではチリの飛散を防ぐ特殊な薬剤をまくなどの対策がとられました。
      東京電力は、周辺の放射線量や放射性物質を含むチリなどの値に異常は見られないとした上で、今後も慎重に作業を進めていきたいとしています。

      05月31日 21時13分