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【プロ野球】

6・5巨人戦で大谷「5番・投手」 中軸で真の二刀流プラン

2016年5月31日 紙面から

 日本ハム・栗山英樹監督(55)は30日、交流戦のセ・リーグ主催試合で、大谷翔平投手(21)の状態が良ければ「5番・投手」での起用を検討していることを明かした。

 投げるだけでなく、今や野手としても欠かせない存在だ。次回登板はDH制のない6月5日の巨人戦(東京ドーム)が有力。リアル二刀流での出場となる大谷について「去年とはバッティングの状態が全然違う」と栗山監督。ここまで打率3割5分9厘、8本塁打、20打点の二刀流に先発時も中軸打者としての活躍を期待している。

 データを見ても「5番・大谷」は理想だ。大谷はDHでの出場時、5番では打率3割5分7厘、5本塁打。対して本塁打リーグトップのレアードは5番に入った時、打率1割6分7厘、本塁打なしと振るわず、6番から8番に座った時に全17本塁打を記録。それだけに4番・中田、5番・大谷、6番・レアードの並びが理想的だ。

 投手兼打者出場の場合、初回の投球に集中するため下位に打順を置くことが基本だが、今の大谷なら心配無用。テストケースとなった29日・楽天戦では「6番・投手」で1回に打席が回ってきたが、その裏、無失点投球。指揮官も「昨日、大丈夫だったんでね」と不安はない。07年以来2度目の交流戦最高勝率へ、二刀流の投打での活躍が鍵を握っている。(水足丈夫)

 

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