蹴球探訪
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【プロ野球】阿部が帰ってくる 貧打解消へ初昇格2016年5月31日 紙面から
真打ちの登場だ。連敗を7で止めた巨人は30日、敵地でのオリックス戦に備えて大阪に移動。ひと息ついたG戦士の輪に加わるのが、開幕から2軍調整が続いていた阿部慎之助捕手(37)だ。強力な攻撃のカードを一枚増やし、交流戦に突入する。 長いトンネルを抜けたチームに、心強い男が戻ってくる。右肩痛などを抱えていた阿部の今季初昇格。この日、移動前にジャイアンツ球場に姿を見せ、「打つ」と短い言葉に決意を込めた。 全身の各所が慢性的に痛み、復帰プランが二転三転してきた。28日からのイースタン・リーグで2試合連続出場。試合終盤にはマスクもかぶり、29日には2発を含む4の4と大暴れ。ようやくGOサインが出た。 チームの連敗が止まったとはいえ、安心はできない。阿部が指摘したのは06年の悪夢だ。36試合制の交流戦中に8連敗を喫し、その直後にも立て続けに10連敗、9連敗。ペナントレースも借金14の4位で終わった苦い過去がある。「その経験を踏まえてやります」。当然、交流戦の初戦は重要になる。 高橋監督の頭にある起用プランは、指名打者でのスタメンだ。打順については「これから考えますよ」とニヤリ。開幕4連勝の貯金を使い切り、借金1の5位。最近10試合で18点しか奪えていない貧打解消のカギが阿部の手にあることは間違いない。 (井上学) PR情報
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