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【プロ野球】

ソフトバンクを止めてくれぇ〜 鈴木、炭谷がセにまさかのお願い

2016年5月31日 紙面から

日本生命セ・パ交流戦の会見で「対戦が楽しみな選手」を掲げた6選手=グランドプリンスホテル新高輪で(佐々木彰尚撮影)

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 「日本生命セ・パ交流戦」の開幕前日記者会見が30日、東京都内のホテルで行われ、6球団の選手が出席。パ・リーグの選手らは2位に6ゲーム差と独走するソフトバンクを止めてくれるよう、セ・リーグの選手たちに頼んだ。

 まさかのお願いをしたのは、直前の直接対決で3タテを食らったロッテの鈴木大地内野手(26)。「僕らが3連敗して勢いをつけてしまったので、セ・リーグさんに頑張ってもらって。セ・リーグ頼み? はい、そうです」と悪びれず話した。西武・炭谷銀仁朗捕手(28)も「ソフトバンクを抑えてもらいたい」と追随し、リーグの垣根を越えてソフトバンク包囲網の形成を呼び掛けた。

 とはいえ、セ・リーグに期待するのは難しそうだ。巨人の長野久義外野手(31)はソフトバンクのスローガン「熱男」をライバルに掲げておきながら、「ソフトバンクとは言ってません。パ・リーグ全選手です」とすっとぼけ。パ・リーグに勝つ秘策を問われると、長野と広島の丸佳浩外野手(27)は「難しい…」と口をそろえ、DeNAの梶谷隆幸外野手(27)も「分かんない…。分かってたら勝ってます」と答えに窮した。

 過去10季の交流戦でセが勝ち越したのは1度だけ。昨季はパが61勝44敗3分けとセを圧倒し、ソフトバンクが12勝6敗で最高勝率に輝いた。受けて立つ格好の長谷川勇也外野手(31)は「連覇できるように一戦一戦、自分たちの力をぶつけるだけ」と余裕の表情。巨大戦力を誇る王者を止めるチームは果たして現れるのか。 (小林孝一郎)

 

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