海外旅行の楽しみのひとつは何といっても食べ物。海外のレストランは食事を楽しみながら当地ならではの文化に接するよい機会です。美味しく料理を味わいたいものです。
海外のレストランを(客として)利用するために必要な英会話フレーズは決して多くありません。10フレーズほど覚えてしまえば、入店から退店まで無難に振る舞うことができます。
もちろん、より多くの英語表現を知っておくと、いっそう楽しく食事できます。まずは基本フレーズを覚え、余裕があれば食事を存分に堪能するためのフレーズも覚えてしまいましょう。
もくじ
レストランを予約する
行ってみたいお店があるなら、まずは予約を試みましょう。飛び込みで入店しても空席があるとは限りません。特にガイドブックに掲載されているレストランなどは旅行客の誰もが行ってみようと考えるもの。夕食時などは常に満席、予約を取ってもすでに予約でいっぱいという状況も珍しくありません。
席を予約する際にまず必要な情報は、予約をしたい日時、人数です。自分の名前と、折り返し連絡先も伝えましょう。連絡先としては滞在中のホテルの連絡先が適切でしょう。
予約の意向を伝える基本フレーズ
英語では「予約」は reserve や book といった語で表現します。
予約したい旨を伝えるには、空いている席があるかどうかを確認する形で切り出すと会話がうまく進みます。
今晩、予約したいと思うのですが
5月5日にテーブルを2人で予約したいのですが
空いているテーブルはありますか
満席の場合は他の日時を尋ねてみる
あいにく満席、空いている席はないという返答をもらってしまった場合、日程や来店時刻を変えて空き状況を問い合わせてみましょう。あらかじめ来店予定の候補をいくつか用意できていると万全です。
午後8時なら空いているでしょうか
5月8日なら、どうでしょう
オンライン予約という手も
大手レストランなどではウェブサイト上で予約手続きができる場合があります。電話と違ってじっくり手続きを進められるので敷居はぐっと低く感じられるでしょう。
最近では日本から(日本語で)海外レストランを予約できるサービス(ウェブサイト)も登場しています。予約可能な地域やお店は狭まりますが、行きたいお店が予約できるか確認してみてはいかがでしょうか。
ドレスコードを尋ねておく
いわゆる高級レストランに該当するお店の場合、予約時にドレスコードについても尋ねておくとよいかも知れません。
ドレスコードは、お店の雰囲気を保つために求められる身なり・服装の水準です。あまりに場違いにラフな格好だと、入店を断られてしまうこともあります。
ドレスコードはありますか
よほど格式あるお店でなければ、ドレスコードはおそらく smart casual (スマートカジュアル)が基本水準として求められます。
スマートカジュアルは、礼装ではないけれど、それなりにビシッとした小ぎれいな装いです。何が該当して何が該当しないのかは一概に言い表せませんが、おおよそ「気品を感じさせる出で立ち」を意識しておけば、そうそうハズレることもありません。
レストラン店内での振る舞い
レストランへ赴くに当たり、まず「ここは日本のレストランではない」という点は意識しておくとよいかも知れません。日本の接客サービスは、良い意味で、少し特殊です。
レストランの従業員は、食事を楽しむための場を提供してくれる協力者と心得ましょう。節度を持って振る舞えば、結果として楽しく食事できるというものです。
入店したらまず声をかける
レストランに入ったら、こちらから店員に軽くあいさつしましょう。あいさつを投げかけてあげると、その後のやり取りがお互いにずっと気持ちよいものになります。
無言だからといって追い返されることはありませんが、どのみち入店したらまず声をかけることになります。
海外レストランでは、空いている席を自分で見つけて着席しようとはせず、まずは店員の案内を待ちましょう。各自勝手に座席を取ってよい方式の場合もありますが、その場合でも店員の指示を仰いだほうが無難です。
入店時に使える英会話フレーズ
予約を済ませて来店した場合には、すでに予約している旨を伝えましょう。
予約している飯田です
特に予約せずに飛び込み来店した場合には、席が空いているかどうか尋ねましょう。人数を伝えることで空席を確認してもらう方法もあります。
3名なのですが
2人分の席は空いていますか
メニューを頼む
レストランのメニューは、英語でも menu といいます。発音も / mɛnju/ なのでカタカナ語の「メニュー」の発音でほぼ通じます。menu の他に cardと呼ぶ場合もあります。
たいていの場合、メニューは頼むまでもなく、席に着けば持ってきてくれます。しばらく待ってもメニューを持ってこない、もしや忘れているのではあるまいか、と疑われる場合はメニューを持ってきてもらえるよう頼んでみましょう。
メニューをいただけますか
注文を聞きに来てもらう
基本的に、お店側がメニューを渡してから頃合いを見計らってオーダーを取りに来てくれます。
海外の多くの地域では、レストランでメニューを閉じる動作が注文を決めたことの合図になります。
オーダーを決めた後もずっとメニューを眺めていると、一向に注文を聞きに来てくれない、あるいは、決めかねている間にメニューを閉じてしまって注文を聞きに来られる、なんて場合があり得ます。
注文をうかがいます
I’d like focaccia.
I’ll have focaccia.
フォカッチャをお願いします
まだ注文が決まっていないうちに給仕の人が来てしまったら、まだ決まっていないことを伝えるか、あるいは、とりあえず飲み物だけ頼んでしまいましょう。
もう少しだけ待ってもらえますか、まだ決まっていないもので
いちど注文すると再度注文を取りに来てくれるまでに間が空くこともあります。この場合は自分から声をかけて注文を取りに来てもらいましょう。
すみません、注文を取っていただけますか
料理を注文する
レストランでの料理の注文には、基本的に I’ll have ~ や I’ll take~ というような表現を用います。
Can I take~? のような疑問形も多く用いられます。他方 I want~ のような言い回しは使われません。
料理の各品目は food 等ではなく dish と表現します。「ひと皿」が単位と認識しておきましょう。
料理注文の基本的な英語フレーズ
注文をお願いします
シーフードサラダをお願いします
おすすめは何ですか
これはどんな料理ですか
それにします
取り皿を頂けますか
焼き加減を伝える
ス テーキを注文すると、How would you like your steak? のように尋ねられます。これは肉の焼き加減についての確認です。
ステーキはどのようにいたしましょうか
ステーキの焼き加減は、お店によって微妙な加減があることもありますが、しっかり火を通す(ウェルダン)、普通(ミディアム)、軽く焼く程度(レア)のいずれかから選んで伝えておけば間違いありません、単語+please. だけで十分伝わります。
中までしっかりと焼いてください
通常の焼き加減でお願いします
表面だけ焼いて下さい
給仕係(ウェイター)を呼ぶ
食事中に何かあればウェイターを呼んで対処してもらいましょう。特にフォークを床に落としてしまった場合、自分で拾わずに、拾ってもらう必要があります。
海外の大抵のレストランでは、大声でウェイターを呼びつける振る舞いはマナー違反です。それとなく目配せして、気付いてもらえた際に小さく手をあげる、あるいは、付近をウェイターが通ったタイミングで軽く Excuse me. と声をかける、といった形が取れると理想的です。
海外のレストランではお客それぞれに担当のウェイターがつく場合が少なくありません。とりわけチップの習慣のある国では、座席ごとに担当者付く場合の方が一般的です。可能であれば、ここまで対応してくれている担当ウェイターをつかまえましょう。
お会計から退店まで
海外の大抵のレストランは、いわゆるレジ会計ではなくテーブル会計の方式です。
食事を終えると、こちらから特に何も言わなくてもウェイターが皿を下げに来てくれます。皿を下げに来てくれたタイミングで会計を頼んでおくとスムーズです。
Finished?
お食事はお済みでしょうか
Yes. (Can I have the) check, please?
Yes. (May I have the) bill, please?
はい、お会計をお願いします
単に Check, please. とだけ言っても十分に「お会計で」の趣旨は伝わりますが、もう少しだけ丁寧さを込めて Can I ~? や May I ~? といった言い方を加えるとよいでしょう。
「お会計」を指す単語は、アメリカ英語ではcheck、イギリス英語ではbillが一般的です。
クレジットカードで支払いたいと思います
クレジットカードは使えますか
レ ストランの会計を済ませた後は、「It was delicious. Thank you.」(おいしかったです。ごちそうさま)のように一言添えてから店を出ると好印象です。余裕をもってレストランでの英会話ができるようになると、海 外での生活が実感でき、より一層英会話の楽しさを感じられるでしょう。
|
この記事が気に入ったら
英会話に関する気になる情報をお届け |
