都民そっちのけ 舛添知事を傍観している自公都議の薄汚さ
「安倍官邸と、都知事の人選に影響力がある森喜朗元首相の意向が働いているからです。すでに舛添さんは見切られていますが、後継の候補者選びが難航しています」(都議会関係者)
30日発売の週刊ポストはいっそ10月まで都知事選を先送りすれば、4年後の改選は東京五輪の後になるから選挙態勢が組みやすいと官邸と森元首相が判断した──などと報じている。
いずれにせよ、今はちとタイミングが悪い。自分たちの都合だけで舛添知事を延命させているというわけだ。都民を愚弄するにも程がある。
「そもそも舛添さんを都知事に推したのも官邸であり森元首相です。その“任命責任”は棚上げ、都民もそっちのけで、またぞろ自分たちの思惑だけで事を進めようとしている。それを許している自公の都議も同罪で、すべて官邸の言う通りでは地方自治もへったくれもない。存在意義そのものが問われます」(政治評論家・山口朝雄氏)
怒れる都民は、来年の都議選で自公の都議にこそ「ノー」を突きつけてやった方がいい。