首相の外国訪問経費 40回で87億円余

首相の外国訪問経費 40回で87億円余
政府は31日の閣議で、安倍総理大臣が4年前に就任して以降、41回の外国訪問を行い、このうち、決算や精算を終えた40回の訪問にかかった経費が合わせて87億7400万円だったなどとする答弁書を決定しました。
民進党の井坂信彦衆議院議員は質問主意書で、第2次安倍内閣発足以降、安倍総理大臣を含む、すべての閣僚が行った外国訪問の回数や、すでに決算や精算を終えた経費の総額などをただしました。
これに対する答弁書によりますと、安倍総理大臣は4年前に就任して以降、41回の外国訪問を行って、延べ92か国と1つの地域を訪れ、このうち、決算や精算を終えた40回の訪問にかかった経費は合わせて87億7400万円だったとしています。
また、第2次安倍内閣発足以降、安倍総理大臣以外の閣僚で、最も外国訪問の回数が多かったのは岸田外務大臣の44回、次いで、麻生副総理兼財務大臣の31回、茂木元経済産業大臣と甘利前経済再生担当大臣の22回などとなっています。
さらに、安倍総理大臣を除いて最も経費の総額が多かったのは岸田外務大臣の13億8700万円、次いで麻生副総理兼財務大臣の7億7500万円、茂木元経済産業大臣の5億5600万円などとなっています。
答弁書は「同行者を必要な人員に絞ったり、宿舎などの経費を最小限に抑えるなどの節約に努めている」としています。