優しい飼い主さんと一緒に暮らすオス猫。名前はストライダーです。
甘え上手のストライダーは、もともとこのあたりで暮らす野良猫でした。
「ある日、外を歩いていたら、一直線に駆け寄ってくる野良猫が…。それが、私たちがストライダーを飼い始めたきっかけでした」
「ニャーニャー鳴いていたかと思ったら、体をこすりつけてきて、満足そうに喉まで鳴らし始めたんです…。こんなに可愛い仕草を見せられたらたまりません。すぐに家族の一員に加えようと決めました」
ストライダーは飼い主さん一家に大切に育てられ、すくすくと成長していきました。
それからしばらく経ったある日のこと。ストライダーが、何かを口に咥えて帰ってきました。
その「何か」とは・・・
なんと仔猫!
まるで我が子を移動させるかのように、仔猫の首根っこを咥えて、家に連れ戻ってきたのです!
一家が住んでいるのは捨て猫が多い地域。捨て猫出身のストライダーは、飼い主さんに家族の一員として大切にされるうちに、「次は、どの仔を家族に加えようかニャア?」とでも考えていたのでしょうか。
驚いたものの、仔猫を家に置こうとするストライダーの固い意志を感じ取った飼い主さんは、仔猫をギムリと名付け面倒を見ることに。
メス猫のギムリはとても汚れていて、ノミだらけでした。しかし温かいお風呂に入れて、洗剤で洗ってやると、ふさふさな毛並みが可愛い「レディ」に大変身!
ご飯を食べるときも、ストライダーはギムリと一緒! 優しく面倒を見てやります。
おかげでいつも快適なギムリはとても満足そう。
「飼い主さんに抱っこされて嬉しいニャン。」
「でも、やっぱり一番大好きなのは、ワタシを拾ってくれたストライダーパパだニャン♪」
優しい飼い主さんに拾われたストライダー。そして、たくさんの愛情を知ったストライダーは、今度はギムリを助け…。
人間の世界でも動物の世界でも、愛情と思いやりは、どんどんと広がっていきます。大好きな飼い主さんのもと、2匹はいつまでも幸せに暮らすことでしょう。